ネタ










1666回めの キス を


by ***

?鳴門
雨宮 ユキ
・第七班。
・優秀だが、それを余り見せない傾向にある。(能ある鷹は爪を隠す)
・両親はおらず、一人暮らし。ナルト、サスケのどちらにも理解を見せる。
・体内に竜(ゼン)が封じ込められている。それ故に水遁系はほぼ無敵に近い。
・困っているとさり気に近寄ってきて、解決すると消えてる座敷わらし的な。
by ***

?アキラ・チトセ
・26歳、シェリーより1歳年下
・童顔(「子犬のような顔をしてる」byヘレナ)、細身
・両親はアンブレラの研究員だった。両親ともにT-ウイルスの作成に関わっていたが、このウイルスがもたらす効果について、世界の破滅を予感・恐怖し、秘かに抗体を作っていた。そして万一の時のために、一人娘であるアキラの体内に抗体を残した。
・シェリー・バーキンの初めての友人。両親ともに研究員、一人娘と似たような境遇の二人はすぐに仲良くなった。
・ラクーン事件以降は叔父を頼って日本に住んでいた。胚を残されたシェリーの方が重要視、かつ感染していないのもあって、 T-ウイルスに罹患していないかどうかだけ検査された後は、解放された。
・軍師タイプ。頭が切れる。故にDSO、BSAAに勧誘を受けるも断っている。「誰かの目の前で死ぬより知らない場所で死んだ方がこう、生きてるかもって感じしない?」

『ごめん、ごめんねアキラ…!』
また一つぷすりと点される注射器。左腕は注射痕が見てとれるほどありありと存在を主張している。少しして燃えるように熱くなる身体。続けて、眩暈と、吐き気と、眠気。胃がぐるぐると回されるかのような。ああ、また覚醒したら数日後なんだろう。
『恨むなら、ーーー。』

ばちっと絡んだ視線。
「…アルコールで酔えないでしょ?」
悪戯っぽい視線を向けられて、思わず口をつぐんだ。けれど、それも一瞬。
「死ぬよりマシさ。」
「違いない。」
彼女は笑うとドリンクを取りに席を立った。

「……、」
ぐい、と頬を拭うと濡れた感触。ああ、また私は泣いていたのか。いつもそうだ。クレアやレオンと会うと決まって泣きながら目覚める
by ***

?
シャルロッテ・シモンズ
・チャーリー、トンクスと同い年
・頭脳明晰、運動神経抜群
・ホグワーツ魔法学校『マグル学』教授
博士号を有しているが、新米のため時々『薬草学』や『変身学』の手伝いに駆り出されている
・グリフィンドール寮出身 チャーリーとは監督生を務めた仲
・アニメーガス(灰猫)
・『マグゴナガルの秘蔵っ子』『マグルの奇跡』『簒奪者』『超絶技巧』との異名あり
・男は殺人か略奪、女は娼婦、子どもはスリか人身売買されるという最悪のスラム街生まれ。生きるためには何でもした、と本人談。その中で魔法の才能を見出だしてくれた、連れ出してくれたマグゴナガルには感謝している
・そこで培った経験が活かされているため、魔法は杖先だけではなく、健全な肉体から成るという持論を持つ。
・チャーリーとは在学中から今なお両想い状態。だがシャルが過去の記憶からどうしても踏み込めておらず、遠慮している。のを含めてチャーリーは分かっているので、気長に待っている。\よっ、チャーリー先輩男前っ!/ただ、チャーリーを怒らせると怖い。お仕置される。一日中啼かされる。
・基本的な性格はあっけらかんとしている、なるべく公平公正。口出しするところは口出しするが、マグゴナガルよりは柔軟。
・童顔、細身、貧乳。背丈はそこそこ高い。杢グレーのフード付ロングカーディガンに白Vネックシャツ(ニット、スウェットとバリエーション豊富)、黒のテーパードパンツが標準装備。靴は色々。ホグワーツが休暇中はスカートを履いていたりする。

「シャルロッテ、よくぞ戻ってくれました…!」
「ーー先生、貴女のためなら。」

怒声と血の臭いと喘ぎーー。
机に腰かけて薬を温くなったコーヒーで飲み干してしまうと、米神を揉んでいた指を外して、ドアの入り口付近に目を移す。
「…ノックも無く入ってくるのはマナー違反だと思うけど?」
「やっぱり君にはバレるな。」
「ルーマニアに帰るんじゃなかった?」
「帰る前に一目会おうと思ってね。」
「ご心配なく。ただの頭痛薬だから。」
「それにしても、あなたの家の四男とと五男の元気なこと。ーー良い弟たちね。」
「そうだろう?」
「後は真面目に授業を聞いてくれると言うことないんだけど。」

「脱狼薬じゃない、解狼薬よ。」
「ただし、噛まれてから48時間以内に飲めば、の話だけど。」
「論文はまだ魔法省に出したばかりだけど、程なく承認されると思う。」
「ちゃーんと試験済みだから。」
「ーー私が、いつまでもあのわんわんに遅れをとるとお思い?」

カシュ、と缶を開けて氷の入ったタンブラーにごぼごぼと注いでいく。それに口をつけながら、杖を振ると大鍋に水がたぷんと充ちる。それを火にかけてから、フライパンにオリーブオイルとにんにくの欠片を落とす。こちらにも火をかけながら混ぜて、オオイカから貰った足の一部に、ホタテと殻を剥いたエビを
そして彩りに水菜を加えてさっと火を通す。茹でたパスタを
「美味しそうな匂いがするな。」
「…だから、ノックをしてとあれほど。」
「おっ、シーフードパスタか。」
ドアに近づいたチャーリーは、コンコン、と二回ノックをして、にっこりと笑った。
「食べる前にシャワー浴びてきてよ。」
「はいはい。」

杖を一振りして空からプレゼントを次々と出すと、それは彼らの隣に静かに現れる。メリークリスマス、無音声で呟いてソファにかけてあったチェスターコーとを手にとって広間を後にする。
「早いね。」
「起こした?」
いいや、と首を振って
「魔法省に呼ばれててね。今日の口述審査通るとやっと正式に解狼薬が認められるから。またしばらくはバタバタするかも。」
「忙しいな、君も。」
「あ、ビルまで。」
「んーーーぅ、ビルーー……。」
フラーが
「ビル、立会証人になってくれるよな?」
「…チャーリー?」
「シャルロッテ・シモンズ嬢。僕と結婚していただけますか。」
必ず、君を倖せにすると誓いましょう、
するり、と
「こんなの、いつ…。」
「君の研究室にお邪魔したときにサイズを計らせてもらって、ね。」
「…何と言うか…あなたって、本当に物好き。」
「そうそう。物好きだからさ、大切なものが傍にないと不安になるんだよ。」
「ええ?可愛いドラゴンたちが傍にいるじゃない。」
「あの子たちはあの子たちだ。」
「じゃあーー」
「シャルロッテ、逃げなかったのは君だ。」
分かってるんだろ?と
ぐ、と
「…よし、二人とも。俺が立会証人になかったからな。本当におめでとう。」

「これを飲めば、満月の日でもヒトのままで…ごほっ、」
「おいおい、大丈夫か?シャル。」
「風邪か?」
「大丈夫、ごめん、」
「ヒトのままで、いられます。身体は寒気とかでムズムズするかもしれませんけど。」
「来月には魔法省から正式に発表されると思います。ルーピン先生への誕生日プレゼントです。」
「シャル…僕は君に酷いことを言った。許されないことを、」
「やだ、先生まだ気にされてたんですか!」
「何故ここまでしてくれるんだ?」
「…貴女が受けた恩を、今度は誰かに返しなさい。そう、私の恩人に教わったからです。それに、ドーラは友人ですし。ルーピン先生も、友人の奥さんが困っていたら助けたでしょう?それと同じことです。」

「パパのお腹の上に乗ってるのは誰かな〜?」
「おはよう、ニーナ。」
「パパ、おねぼうさん!」

「ニーナ、ありがとう。」
「おはよう、シャル。」
「おはよう、チャーリー。」
頬に唇を寄せると、くすぐったそうに
「ほら、朝御飯にするから顔を洗ってきて。」

「ハリー、セドリック・ディゴリー。着いてきなさい。これを被ってね。」
「ハグリットも来てたのね。」
「おお!シャルロッテ!お前さんもドラゴンを見に来たんか!」
肩を竦めてみせると、
「これはこれは!ミス・シモンズ。噂は聞いていますよ。」
「うちにも是非来て頂きたいーー講師として一度いかがですかな?」
「若輩者なので、恐れ多いです。」
「シャル!」
「チャーリー。」
「久し振り。」
「ええ。さすがの迫力ね。」

「怒ってる。」
「ご機嫌斜めなんだ。眠らせて連れてきたんだけと、ご覧の様さ。」

「3日間、会いに来てくれたらもっと頑張れるんだけどな。」
「…ばかじゃないの。」

「いずれ、フラー・デラクールとビクトール・クラムにも伝わるでしょう。うちの生徒二人が知らないというのは不公平だもの。」

「ドーラ、久し振り。」
「シャルーー!」
「シモンズ先生と知り合いなんですか?」
「同級生なのよ!あたしよりずっと成績良かったんだ!12ふくろうで、首席なんだから!」
「ねえぇ、シャル、やっぱり闇払いに、」
「なれません。」
「取りつく島もない!」
「闇払いも魔法省とか数多の就職先を蹴ったんだからこの人!」
「俺なんて、同じ寮なのに卒業式の日まで教えてもらえなかったんだから。」

「で、君はどこに就職するんだ?」
「…秘密。」
「おいおい、そんなにヤバイところに就職するのか?」
「うーん、どうだろう。」
「卒業式の日に答え合わせしよっか。」

「迷ってる?」
「ああ…。」
「イギリスのナショナルチームか、ドラゴンキーパーか…。」
「………どっちを選んでも、チャーリーなら正解に出来ると思うけど。」

「個人的なことを言うと、あなたの飛ぶ姿を見るのは楽しいから、それが両方の選択肢に入ってて嬉しい。」

「…!?まさか移動キーになっているの!?」
「ハリー!!!セドリック!!!」
「アバダ・ケダブラ!!」
「プロテゴ・!!」
二人とも私に掴まりなさい、と
「」「」「」「」「」「」「」

「シャルはさあ、チャーリーと結婚しないの?」
「どうかしら。」
「…チャーリーはずっとシャルのこと、大切に想ってると思うけど。」

学生の頃から、綺麗に食べるなあと感心したものだ。
「…食べる?」
視線に気付いたシャルが、僕にフォークで綺麗にカットしたケーキを向ける。僕が食べたいと思ったらしい。
「いや、あー…。」
「食べないの?」
少し首を傾ける仕草が暴力的なまでに可愛い。(本人は無意識なんだろうけど。)
「い、頂くよ。」
口を開くと、するりとフォークが滑り込んできて離れていく。甘くて、美味しい。咀嚼して飲み込むと、彼女が綺麗に微笑むものだから。
「チャーリー、耳が赤いぞ。」
「うるさいな、ビル。」
ビルとのやり取りで合点がいったのか、紅茶を飲んでいたシャルが喋った。
「…ああ、ごめん。ついクセで。」

「「シモンズ!」」
「“先生”はどこに消えたのかしら?ウィーズリーズ。」
「だってもう僕ら」
「ホグワーツの生徒じゃないぜ?」
「教え子には代わり無いと思うけど?」

ーーぽた、
「シモンズ先生!!血が…!!」
「呪い返しか。」
「優秀な生徒がいたみたいだな、シャルロッテ。」
杖を二振りすると、杖先から現れた光が円を描いた後、呪文を書いて地面に溶け込んでいった。
「呪い返しの倍返し。」
「おっかねえ。」

「…好きなんです、先生のことが。」
「………私を好きだと言ってくれてありがとう。でも、ごめんなさい。」
「付き合ってる人がいるんですか。」
「……いいえ。」
「それじゃあ、」
「学生の頃から、憧れている人がいるの。」
「私に無いものを持っている人で…その人が…ずっと幸せであれば良いと思ってる。」
「誰だか、名前を聞いても?」
首を緩く首を振った先生は、変わらず緩く笑む。
「先生の幸せは何ですか。」
「僕は先生に幸せになって欲しい。出来ればその役目は僕がしたいけど…出来ないなら…、別の誰かでも構わないから、」
「セドリック…ありがとう。そう言ってもらえるだけで、私は充分幸せ者だわ。」

「『例のあの人』に子どもがいるかもって話、知ってる?」
「ああ…噂では、ね。」
「それがね!あの、ベラ叔母さんとらしいの!」
「…あの人、結婚して旦那さんいなかった?」
「そこ!?そこなの!?」
「あの人の子どもだよ?」
「あの人とはまた別人だと思ってるから。ただ…レストレンジ家にいるなら、そうなるかもね。」
「御戸代にならなければいいんだけど…。」
「そんな、…。」
「ママ、いなくなっちゃうの?」
「いなくならないよ。ニーナと一緒。」

「…まま、」
「おいで、ニーナ。」
「起きちゃったか?」
「ドラコンのパジャマじゃないか!」「イカしてるぜ!」
「どこかのチャーリーさんが、四種類も作ってね。」
「良いセンスしてるじゃないか。」
「一日置きで着せるの。」
「可愛いなあ。」
「…あなたのセンスは褒めてないんだけど?」

「何度も言うけど、うちはチャーリーがチャーリーだから成り立ってる家庭だからね?」
「チャーリーじゃなかったら成り立ってないし、まず私が結婚してない。」

「他の女性に気がある素振りを見たら?別に何も。」
「だって、あんたにそんなことしたら『ああ、いいよ』って言って静かに引いていくでしょ!知ってんだからね!」
「…否定はできない。」

「ダンブルドア先生に呼ばれたとき、」
「ホグワーツは、卒業したばかりの生徒をそのまま講師に迎えたりはしない。必ずどこかで過ごしてから、迎えてる。」
「その慣習を破ってまで、私を迎え入れた理由ーー。」
「闇の勢力への、対抗力。」
by ***

「まま!ちゅーして!」
「はいはい。」
「ぱぱも!」

?あなたは当たり前のように笑って

「ニーナ!気持ちいいでしょ!」
きゃあきゃあと笑う友人の子どもは今年二歳になった。小さな手を私に向けて
「ニーナ、余り暴れないで。落ちちゃう。」

「テディは先生に任せてきたの?」
「そ!たまにはねー!ちっちゃいお兄ちゃん連中もいるし、テディも喜ぶかなって。」

「…論文を二、三本駄目にしたって聞いたんだけど、」
「私は些細な論文より、大切な友人に関する薬学を取るの。知ってた?」
「私の書く論文なんてものは、いつかは誰かが辿り着く程度のものよ。」

「女の子も可愛いよねえ。」
「二人目は考えてるの?」
「うーん、欲しいけどなあ…。シャルは?」
「ニーナ1人でも寂しい思いさせてるから、今のところは無いかな。」
「いるよ?」
「え?」
「へ?」
「ニャーちゃんのお腹にいるよ?にーなわかるもん!」
「ねえ、まま、にーなもほしい…。」
「ですって、お母さん。」
「……パパと要相談。」

「シャルさあ、生徒にちょっかいかけられてるでしょ?」
「あれはちょっかいの部類?」
「指輪してるのに言い寄ってくるのは何でかしら?」
「未亡人って思われてるらしいよ。」
「ええ?」
「だって、シャル。ホグワーツでは旧姓使ってるんでしょ?」
「ええ。…籍は入れてるからね?」
「入れてなかったら、あたしはチャーリーを怒るわ。」

「どうしてチャーリーと結婚したかって?」
「ちょっと気になってねっ。だってシャル、結婚する気はないって言い切ってたでしょ。」
「ーー…この人になら、裏切られても構わないなって思ったから。」
「私の行動原理って基本的にマイナススタートだから、」
「私の愛情表現はどこまで“許せるか”なんだよね。」

「だめ、ニーナ!」
「我が娘ながら、ドラゴンキーパーになるなら、凄腕のドラゴンキーパーになるだろうなあ…。」
「…あなたの子どもらしいわ。」
「知ってるか?君の子どもでもあるんだぜ。」

『チャーリーへ
素敵なクリスマスプレゼントをありがとう。早速つけてみて、色味が合うなあ、と思っていたら、案の定色味がぴったりですね、と褒められたので報告しておきます、悔しいけど。あなた、ドラゴンキーパーの他にメイクアップアーティストもしているの?
冗談はさておき、私が贈ったプレゼントも気に入ってもらえると良いんだけど…。私は、あなたほどセンスが良くないので毎年毎年頭を悩ませています。あなたの弟たち(双子ちゃんのことね)が、「便器を贈ろうか」と言っていたのを聞いたので、その内届くかもしれません。ふくろうが可哀想でしょうとは言いましたが、さて。それでは、お変わりなく。』

『シャルへ
やあ、元気か?こちらこそ可愛らしいクリスマスプレゼントをありがとう。チャイニーズ・ファイヤーボール種のキーホルダーはお守りも兼ねて鞄に付けさせてもらったよ。気になるのか、同僚たちが触っていたな。
気に入ってくれたみたいで良かったよ。きっと君に似合うだろうと思って買ったんだ。センスが良くないって?そんなはずないよ。毎年、魔法生物の書籍も送ってくれて本当にありがとう。』

『チャーリーへ
今年入学したポッターが、クイディッチのシーカーに選ばれたわ。マグゴナガル先生、よっぽど去年の最終試合が悔しかったのね。あなたに、その時の先生の様子を是非見て欲しかった。いつも冷静な先生が、拳を握り締めて、規則まで特例で曲げて、熱弁する姿を。書いていて、あなたが初めてシーカーに選ばれた日のことをふと思い出したけど、もう随分前の事のよう、懐かしい。』
by ***

?ステラ
・ピアーズ・ニヴァンス落ちになるといなあ…。(※ピアーズ生存ルート)
・10代に見える実年齢24歳。
・20歳前で肉体の老化がストップしている。
・色んなウイルスに抵抗を持つよう体内に組み込まれた。人工子宮で生成された、世界初の子ども。16年間監禁され続け、異常な回復力・生命力を保有することから、凄惨な人体実験を繰り返された。
・仕事途中のエイダに助けられてから、外の世界に。一年間、エイダに生きる術を教えてもらった。(と言ってもぶっつけ実戦がほぼ。)
・毒素は全て分解する体質なので幾らお酒を飲んでも酔わない。
・レオンたちには比較的好意的だが、基本的に政府関係者高官には冷徹。世界?どうなろうと知ったっこっちゃない。頼み事があるなら、16年間同じ人体実験に耐えられたら聞いてあげる、とも。


「生きたまま目をくりぬかれて、鼻を削がれて、喉を突かれて、指を落とされて、手足を切り落とされて、内臓を引きずり出されてみたら分かるよ。」

「アルコールで酔えなくなっても、命に比べればマシだよね?」

「化物が人間のフリしてるのって、見てて楽しい?」
「なっ、」
「瞳を見たら分かるよ。素直だね、お兄さん。」

ナイフをずぶりと手首に突き立てた。血が溢れ出るけど、少しすると傷口は何も無かったのように修復されてしまった。
「治るんだから、仕方ないんだよね。」
切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても絶対に治ってしまう。
by ***

?あなたは当たり前のように笑って

「ニーナ!気持ちいいでしょ!」
きゃあきゃあと笑う友人の子どもは今年二歳になった。小さな手を私に向けて
「ニーナ、余り暴れないで。落ちちゃう。」

「テディは先生に任せてきたの?」
「そ!たまにはねー!ちっちゃいお兄ちゃん連中もいるし、テディも喜ぶかなって。」

「…論文を二、三本駄目にしたって聞いたんだけど、」
「私は些細な論文より、大切な友人に関する薬学を取るの。知ってた?」
「私の書く論文なんてものは、いつかは誰かが辿り着く程度のものよ。」

「女の子も可愛いよねえ。」
「二人目は考えてるの?」
「うーん、欲しいけどなあ…。シャルは?」
「ニーナ1人でも寂しい思いさせてるから、今のところは無いかな。」
「いるよ?」
「え?」
「へ?」
「ニャーちゃんのお腹にいるよ?にーなわかるもん!」
「ねえ、まま、にーなもほしい…。」
「ですって、お母さん。」
「……パパと要相談。」

「シャルさあ、生徒にちょっかいかけられてるでしょ?」
「あれはちょっかいの部類?」
「指輪してるのに言い寄ってくるのは何でかしら?」
「未亡人って思われてるらしいよ。」
「ええ?」
「だって、シャル。ホグワーツでは旧姓使ってるんでしょ?」
「ええ。…籍は入れてるからね?」
「入れてなかったら、あたしはチャーリーを怒るわ。」

「どうしてチャーリーと結婚したかって?」
「ちょっと気になってねっ。だってシャル、」
「揺らいだことなんて一度もないもの。」
by ***

?「愛してる」が僕の心を狂わせた

「ハァイ、チャーリー。」
「ハイ、調子はどうだい?」

「…チャーリー?」
「ああ、おはよう。」
「何の本を読んでたんだ?」
「『魔の歴史〜血と憎悪と宿命〜』…。」
「今日はクイディッチの練習じゃなかったの?」

?花の降る午後

ふと上を見上げると、見知った顔が
「シャル!」
名前を呼ぶと、
「君もおいでよ!」
そう声をかけると彼女は僕から目を外して、
ぶわり、と
「綺麗!」
花びらの中、うっすらと開いた目に映ったのは、
次に目を開いた時には、彼女の姿はそこになかった。

?君のとなりには彼がいた

?
「エイダ、レオンありがとう。助かりました。」

?

?
by ***

?

「9と4/3番線…。」
受け取った招待状には間違いなく、そう記されていた。イギリス、キングス・クロス駅構内。私は三十分ほど前からあちらこちらを見回してはカートを押しながらうろうろしている。外国を訪れるのさえ初めてで、ましてや電車なんてちんぷんかんぷん。渡された案内図と見比べながらようやくここまでは来れたのだけど。
「フレッド、ジョージ!忘れ物はない?ハンカチはちゃんと持った?」
「ママ!それ4回目だぜ?」
「僕らのポケットがハンカチだらけになっちゃうよ!」
服装から見るに、どうやらあの子た私と同じ学校に行くようだ。
「あら、それはごめんなさい。」
「あの、お話し中にすみません。」
「あら、あなたも新入生?」
「は、はい…。9と4/3番線の行き方が分からなくて。教えていただけませんか?」
にっこり笑ったお母さんは、あなたたち、と二人に視線を移した。
「オッケー。じゃあ僕が先に行くよ。」
「え…?」
悪戯っぽく笑った片方の子が、私に一つウインクを飛ばしてLook、と言った。その子はカートを押して、そのまま壁にすうっと吸い込まれてしまった。
「え、え?か、壁に、」
驚きのあまりに思わず固まってしまった私の肩をとんとん、と叩かれて、振り向くと、もう一人の子が相も変わらずな“壁”を指差した。まるで行きなさいと言わんばかりに。
「私?」
自分に指を向けると、こくんと頷いて楽しそうに男の子ははにかんだ。そうしている間にも、同じ年頃の子がすいすいと吸い込まれていく。
「怖がらずにね。思い切りが大切よ!」お母さんが私の背中に手を当てて、ごくり、と喉が鳴る。
「行ってみます。教えてくださってありがとうございました。」
頭を下げて、壁に向く。深呼吸を一つ。ええい、ままよ!

「…あれ?」
目を開いてみると、そこにはーー。蒸気を吐いている機関車と、私と同じ制服を着た人たちばかりでごった返していた。何だか狐に包まれたような感覚。これも、きっと魔法なんだろうな…。
「通れただろ?」
ぼうっとしていたところに声をかけられて、肩が震えた。
「おーい、ジョージ!こっちだ!」
先に通っていた男の子が開けた窓から身を乗り出してこちらに手を振っている。
「今行く!君もおいでよ。」
「え、えっ?」
あれよあれよと言う間に
「あ、ええと…ここへの行き方を教えてくれてありがとう。」
「僕はフレッド・ウィーズリー。で、」
「ジョージ・ウィーズリーだよ。よろしく。」
「双子?」
Right!と二人の音が重なる。
「三上理瀬です。」
「ミカミが名前?」
あっ、と声に出た。ここは日本じゃない。ファーストネームがまず来るんだった。
「ごめんなさい、反対だった。リセ・ミカミ。リセが名前。」
「リセ、リセね…よし、覚えた!」
「リセは東洋人?」
「うん、日本人。」
「わーお、パパがいたら飛び上がって喜ぶだろうな!」
「いやいや感極まって泣くかもしれないぜ!」
「?」
「パパはマグルに関するものが大好きでね。」
「Muggle…?」
マグゴナガル先生がそういった言葉を使っていたような気がする。確か…魔法を使わない、人間?だったかな。二人は顔を見合わせて、ジョージが口を開いた。
「リセ、君の両親はマグル…えーと、魔法使いではないんだね?」
「うん、普通の人…だと思う。」
お母さんは分からないけど、お父さんは少なくともマ、Muggle?かな、と答えると二人が不思議そうな顔をする。
「「分からない?」」
「私が幼い頃に亡くなってるから、お母さん。でもお父さんは何も言ってなかったから、多分魔法使いではないと思う。」
二人は顔を見合わせて、にやっと笑った。
「よし!俺たちが色々と教えてさしあげようではないか!な、兄弟!」
「それはいい考えだ、相棒!」


「なるほど。寮は全部で4つ…。」
グリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルパフ、スリザリン、と読み上げながら指折り4つ数えると、Good!とフレッドが親指を立てる。
「二人は入りたい寮があるの?」
「「もちろんグリフィンドールさ!」」
ガラッと
「フレッド、ジョージ!ここにいたのか。」
「やあ、パーシー。」
「ご機嫌いかがかな?我らが兄上。」

「弟たちがお世話になっているようだね。」
「リセ・ミカミです。よろしくお願いします。」
立ち上がって

「リセ・ミカミ!」
マグゴナガル先生に名前を呼ばれて、壇上に上る。
『Huum…これは、また…。』

『勇気があり、正義感もある。勤勉であり、かつ協調性も持ち合わせている。思慮深い一面や…知恵が回る部分も併せ持つのだね。いやはや、どこの寮が良いかな?』

『なるほど。では、レイブンクローとスリザリンは候補から外そう。』

『とくれば、グリフィンドールかハッフルパフだね。ふむ…。』
どちらが向いているんでしょうか、と
『どちらにも非常に適正がある。一つの寮に確定するのが勿体ないほどにね。』

『ハッフルパァァァフ!!!』
by ***

三上  理瀬(ミカミ リセ)
・東洋人の顔立ち、黒髪黒目
・ハッフルパフ
・ハリーたちより2学年上
・ジョージ落ち(※フレッド生存)
・セドリックと共に監督生を勤める
・冷静、思慮深い、真面目、努力家、年下相手には面倒見もよい、怒らせてはいけない人
・何故か要所要所で事件に巻き込まれるので、「お子さまたちの引率」「先生」と揶揄されることも
・「猫っぽい」としばしば言われる
・父子家庭。母は幼い頃に亡くなった。父母共に非魔法族(マグル)。…と聞かされていたが、実はレギュラス・ブラックとハッフルパフの佐倉 絢子の一人娘。絢子は理瀬を産んだ後に自殺。(レギュラスの妻として、裏切者と見なされたため)レギュラスが親友であり、義弟でもある秀に理瀬を渡した。育てたのは絢子の弟、ハッフルパフの三上 秀。
ヴォルデモートに見つからないようにするため、名字を変え、また理瀬の魔力を抑えるため、自分の魔力ごと封印しているので、秀もマグルになっている。
・卒業後は2年ほど姿をくらませた
・動物に懐かれやすい体質


「私は一人っ子だから、ジョージたちが羨ましい。素敵な兄弟とこんなに可愛い妹に囲まれてるんだから。」
「わ、私はっ!リセを本当のお姉さんのように思ってるわ!」
「あら、ありがとう。」
「いや、本当にリセが姉になるかもしれないよ、ジニー?」
「ジョージにかかってるな。」
「頑張れよ、相棒!」

「……いい匂い……。」
膝の上に
「リセ、リセ。」
「……?」
「キスして欲しいな。」
とろりとした蜂蜜色の瞳と視線が絡む。首を傾けて少し体を動かしただけで、それは呆気なく重なった。
「……ん、ん…」
またぐずぐずと首もとに擦りつくとよしよしと頭を撫でられて落ち着く。
「So cute,Sweetie。」

「アリア、サンタさんへ手紙は書いたかい?」
「うん!」
「リセ。」
「なあに?」
「アリアからクリスマスマスプレゼント、お願いされたんだけどさ。」
「うん……うん!?」
『おとうとといもうとがほしいです』
「どちらかは来年のクリスマスには間に合いそうかな?」
「……ばか」

「美味しそうに食べるなあと思ってね。」

きっと、今一人で泣いているんじゃないか。
「…リセ、」
君は、今どこにいるんだ?

生まれて来なきゃ良かった、なんて口が裂けても言えない。実の両親が、父に託して守ってくれた生命。それでも、それでも。
大粒の涙が頬を伝ってぼたぼたと落ちていく。
「………きえてしまいたい……」
「駄目だ。そんなことは許さない」
「君を幸せにする。愛してる、リセ。」
だからずっと側にいてくれ、離れないで、と

「リセ、顔色が悪いぞ?」
「フレッド…、ジョージ、いる?」
「呼んでくる。」
「俺が店番するから、行ってこいよ相棒」
「リセ、どうし…顔色が悪いな」

「眠るまで側にいるよ」
by ***

友達の好きな人がね、
ほっぺに両手を当てて、「俺だけ見てればいいの」

「持論なんだけど…、一番綺麗な顔って何かに集中してるときの顔だと思ってんの。」
「だからさあイキたいって顔してる汐里、すげー可愛い」

「何でアンタなんかが、大伍兄ちゃんの奥さんなの!!私は絶対に認めないから!!」
「ちょっと、知夏!」

「ごめんな、従妹が。」
「うん?ああ…うん。」

「妬きもち…妬いたことないから、分かんなくて。どんな感じなのかなって…。」

「妬きもち……大伍も妬くの?」
下心があって尋ねてるんじゃなくて、本当に純粋に尋ねてるんだろうなって目で分かった。
「昔付き合ってた元カノが知らない男といたら、『アイツ誰?』くらいは聞いてたかな。」
「それは妬きもち?」
「微妙なところかも。まあ妬きもちっちゃ妬きもちかな。」

「付き合ったの大伍だけだし…よく分かんない…。」

「結婚したから、まあ色々と心配せずには済むかなって感じ。」
「そうなの?でも、私仕事くらいしか男の人と話さないよ?」
「汐里は気付かないから。」
「そうなの…?」
分からない、と珍しく眉を下げた奥さんの頬に口づける。
「まあ、いいんじゃない。変なのは俺が追っ払うし。」


「で?汐里にこんなに酒飲ませたの、誰?」

「…ん…、だいご〜…。」
「結構飲んだ?」
する、と首に腕が回ってきたから、背中に左腕を回して支えてやる。
いつもはツンとしている眦が緩んでうさぎみたいな目になっていて。
「…だいご、おこってる?」
「怒ってないよ。」
優しく言ってやると、嬉しそうに笑ってすりすりと猫みたいに擦り寄ってくる。
「へへ〜…。」
すん、と匂うとわりと匂うアルコール臭。
「結構飲んだ?」
「ううん…?三、くらい…。」
「結構飲んでんじゃん。」
汐里はあまり酒は強くない。(見た目的にはガブガブ飲んでそうって何度も言われたことあるって本人が昔喋ってた。)


2015/12/08(Tue) 18:33

by ***



“寂しい”とは言わない。

「大伍…アンタ、あの子を信用し過ぎよ。あの子、私たちにも、アンタにもすごく気を使ってるじゃないの。あんなに気を使ってたら、倒れちゃうわよ。」


△▼△


人の顔色を伺うことには、慣れている方だと思う。

とても自慢出来ることではないけれど。

叔母夫婦に引き取られてからは、


これをしたいという欲があるわけでもない。

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

「どうしたの?」

「…ママがいなくなっちゃった…。」

「泣かないんだね。強い子だ。迷子の呼び掛けしてもらおっか。じゃあすぐにお母さんも来てくれるよ。」

きっとお母さんも君に会いたがってる、と言うと、唇を噛み締めて男の子が頷いた。

「…というわけなんです、よろしくお願いします。」

「分かりました。僕、すぐにお母さん来てくれるからね。ここで待ってような。」

ぎゅっとロングカーディガンの裾を握られた。

「お姉ちゃんと一緒に待つ?」

お姉ちゃんなんて歳じゃないのにな、と内心苦笑しながら、

「ユウキ!!」

「ママ!!」

「どこにいたの…、心配したのよ!」

ごめんなさい、とわんわんと泣く

「すみません、ご迷惑をお掛けしてしまって…。」

「いえいえ、お母さんと会えて良かったね。もう勝手に離れちゃダメだよ。」

遠くに去っていく小さな背中はすぐに見えなくなってしまって。

子どもが迷子になると、親が迎えに来てくれる。

じゃあ、大人が迷子になったら?

そこまで考えて、自嘲の笑みを浮かべた。


ーーいつまで、囚われてるんだか。

「…馬鹿みたい。」



「(人1)!」

「…大伍?」

何でここに、と尋ねるより早く、大伍が私の腕を掴んだ。
ぐっと引き寄せられて、私の鼻が大伍の胸板とぶつかった。
痛いよと言う前に、

「ごめんな。」

抱き締められて、目頭が熱くなった。

ーーきっと、たぶん、誰のせいでもなくて。

それでも、

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

『ひとりぼっちにならないで。
そこにいないで
手を伸ばしてくれるならしっかり掴むから
泣いてくれるならしっかり受け止めるから。

お願いだから出てきて。
そんなところにいないで。

少しでもいい
あの人が心の底から笑えるような環境を作ってあげたい。

どこへでも迎えに行くから。 どこへでも助けに行くから。 お願いだからそんな所に居ないで 出てきて一緒に笑ってよ』

『行かないでほしい。
どこにも行かないで
ここにいて。

遠くに行かないで

全部噛み砕いた。

ずっと一緒だと信じてた
一緒にいてはいけない?
幸せな未来を思い浮かべてはいけないの?
大好きだともう伝えられなくなる場所にフジも行っちゃうの?
神様が連れて行っちゃうの?

どうして大切なものを失ってばかり 失いそうになってばかりいるの

好きで大好きで
それだけで生きていくっていけないこと?』

***
札幌に移り住んだばかりの頃は、夢主の性格的に凄く気を使ってそうだなあと思って。

新しい土地+夫の実家住みっていうダブルコンボ。(そのうち一軒家をたててそちらで生活するようになりますが。)

夢主は顔色を伺う生活をしていた期間が長いので、ほぼ無意識に神経をすり減らしてる分、内面が暗めになりがちです。

過去と今の感情を行ったり来たり。多分それと一生付き合って、向き合っていくんだと思います。
何せ夢主にとって根深いので。ただ、歳をとるに連れ、より幸せな日々を送っている予定です。(私の脳内では。)

個人的には、夢主の家族が存命だとしたら、大伍さんと結婚することはなかっただろうなーと思っています。
彼女はきっと美容師ではなく別の職業についていたと思うし、県外の大学に進学してそこで就職していたかもしれません。
どこかでサッカーに関心を持ったとしても、交遊関係に発展するまでは至らないでしょう。

人の縁って浅くなったり深くなったり、不思議で時々残酷だなあ。
2015/12/08(Tue) 18:33


「はい、西です。」

「アンタが、(人1)さんかね?」

しゃがれた声が、耳に飛び込んできた。

「絶対許さないから。」

呪いのような言葉が、針となって心を刺す。

その音は私の鼓膜に染み付いて、離れなず、何度も、何度も、反芻する。

手に持っていた受話器がするりと取られた。
そこでようやく、止まっていた時が動き始めた。
見上げると、大伍の姿。

「もしもし、どちら様ですか?…俺だけど。何、急に。…あのさ、何べんも言ってるよね。俺は俺が大切にしてる人と結婚したって。」

「そんなに俺が幸せになることが許せないの?(人1)に当たるのは筋違いだろ。恨むなら、俺を恨めよ。」


「ごめん、怖かったな?」

「」「」「」「」「」「」「」「」



■きみという名の幸福
■朝はいつだってすこし寂しい
■きみは僕に愛されるべきなのです
■このからだは至上の愛を知ってい る
■夢の続きは現実で
■意地悪なきみが好き
■あとは2人で溺れるだけ
■目を閉じるからキスをして
■見えない愛だから確かめさせて
■泣きたくなるのは幸せだから
■おはよう、今日も愛してる
■今も変わらないのはきみを愛して るってことだけ
■これでも僕はずっと前からきみに 一途なのだけれど
■きみが触れれば熱が咲く
■あなたの夜はあたたかい
■微笑みは蜜を秘めて
■ぼくのために生きてくれたらいい
■この腕の中でだけかわいくなって
■ひとりの夜は怖くない、けれどあ なたのいない朝が怖い
■何度だってきみに恋をする
■口説き文句はシンプルに
■、それ以上の幸福がありましょうか
?言葉にできない愛もある
?肺のなかは愛でいっぱい


2015/11/12(Thu) 11:49

by ***

友達の好きな人がね、
ほっぺに両手を当てて、「俺だけ見てればいいの」

「持論なんだけど…、一番綺麗な顔って何かに集中してるときの顔だと思ってんの。」
「だからさあイキたいって顔してる汐里、すげー可愛い」

「何でアンタなんかが、大伍兄ちゃんの奥さんなの!!私は絶対に認めないから!!」
「ちょっと、知夏!」

「ごめんな、従妹が。」
「うん?ああ…うん。」

「妬きもち…妬いたことないから、分かんなくて。どんな感じなのかなって…。」

「妬きもち……大伍も妬くの?」
下心があって尋ねてるんじゃなくて、本当に純粋に尋ねてるんだろうなって目で分かった。
「昔付き合ってた元カノが知らない男といたら、『アイツ誰?』くらいは聞いてたかな。」
「それは妬きもち?」
「微妙なところかも。まあ妬きもちっちゃ妬きもちかな。」

「付き合ったの大伍だけだし…よく分かんない…。」

「結婚したから、まあ色々と心配せずには済むかなって感じ。」
「そうなの?でも、私仕事くらいしか男の人と話さないよ?」
「汐里は気付かないから。」
「そうなの…?」
分からない、と珍しく眉を下げた奥さんの頬に口づける。
「まあ、いいんじゃない。変なのは俺が追っ払うし。」


「で?汐里にこんなに酒飲ませたの、誰?」

「…ん…、だいご〜…。」
「結構飲んだ?」
する、と首に腕が回ってきたから、背中に左腕を回して支えてやる。
いつもはツンとしている眦が緩んでうさぎみたいな目になっていて。
「…だいご、おこってる?」
「怒ってないよ。」
優しく言ってやると、嬉しそうに笑ってすりすりと猫みたいに擦り寄ってくる。
「へへ〜…。」
すん、と匂うとわりと匂うアルコール臭。
「結構飲んだ?」
「ううん…?三、くらい…。」
「結構飲んでんじゃん。」
汐里はあまり酒は強くない。(見た目的にはガブガブ飲んでそうって何度も言われたことあるって本人が昔喋ってた。)


2015/12/08(Tue) 18:33

by ***



“寂しい”とは言わない。

「大伍…アンタ、あの子を信用し過ぎよ。あの子、私たちにも、アンタにもすごく気を使ってるじゃないの。あんなに気を使ってたら、倒れちゃうわよ。」


△▼△


人の顔色を伺うことには、慣れている方だと思う。

とても自慢出来ることではないけれど。

叔母夫婦に引き取られてからは、


これをしたいという欲があるわけでもない。

「どうしたの?」

「…ママがいなくなっちゃった…。」

「泣かないんだね。強い子だ。迷子の呼び掛けしてもらおっか。じゃあすぐにお母さんも来てくれるよ。」

きっとお母さんも君に会いたがってる、と言うと、唇を噛み締めて男の子が頷いた。

「…というわけなんです、よろしくお願いします。」

「分かりました。僕、すぐにお母さん来てくれるからね。ここで待ってような。」

ぎゅっとロングカーディガンの裾を握られた。

「お姉ちゃんと一緒に待つ?」

お姉ちゃんなんて歳じゃないのにな、と内心苦笑しながら、

「ユウキ!!」

「ママ!!」

「どこにいたの…、心配したのよ!」

ごめんなさい、とわんわんと泣く

「すみません、ご迷惑をお掛けしてしまって…。」

「いえいえ、お母さんと会えて良かったね。もう勝手に離れちゃダメだよ。」

遠くに去っていく小さな背中はすぐに見えなくなってしまって。

子どもが迷子になると、親が迎えに来てくれる。

じゃあ、大人が迷子になったら?

そこまで考えて、自嘲の笑みを浮かべた。


ーーいつまで、囚われてるんだか。

「…馬鹿みたい。」



「(人1)!」

「…大伍?」

何でここに、と尋ねるより早く、大伍が私の腕を掴んだ。
ぐっと引き寄せられて、私の鼻が大伍の胸板とぶつかった。
痛いよと言う前に、

「ごめんな。」

抱き締められて、目頭が熱くなった。

ーーきっと、たぶん、誰のせいでもなくて。

それでも、

『ひとりぼっちにならないで。
そこにいないで
手を伸ばしてくれるならしっかり掴むから
泣いてくれるならしっかり受け止めるから。

お願いだから出てきて。
そんなところにいないで。

少しでもいい
あの人が心の底から笑えるような環境を作ってあげたい。

どこへでも迎えに行くから。 どこへでも助けに行くから。 お願いだからそんな所に居ないで 出てきて一緒に笑ってよ』

『行かないでほしい。
どこにも行かないで
ここにいて。

遠くに行かないで

全部噛み砕いた。

ずっと一緒だと信じてた
一緒にいてはいけない?
幸せな未来を思い浮かべてはいけないの?
大好きだともう伝えられなくなる場所にフジも行っちゃうの?
神様が連れて行っちゃうの?

どうして大切なものを失ってばかり 失いそうになってばかりいるの

好きで大好きで
それだけで生きていくっていけないこと?』

***
札幌に移り住んだばかりの頃は、夢主の性格的に凄く気を使ってそうだなあと思って。

新しい土地+夫の実家住みっていうダブルコンボ。(そのうち一軒家をたててそちらで生活するようになりますが。)

夢主は顔色を伺う生活をしていた期間が長いので、ほぼ無意識に神経をすり減らしてる分、内面が暗めになりがちです。

過去と今の感情を行ったり来たり。多分それと一生付き合って、向き合っていくんだと思います。
何せ夢主にとって根深いので。ただ、歳をとるに連れ、より幸せな日々を送っている予定です。(私の脳内では。)

個人的には、夢主の家族が存命だとしたら、大伍さんと結婚することはなかっただろうなーと思っています。
彼女はきっと美容師ではなく別の職業についていたと思うし、県外の大学に進学してそこで就職していたかもしれません。
どこかでサッカーに関心を持ったとしても、交遊関係に発展するまでは至らないでしょう。

人の縁って浅くなったり深くなったり、不思議で時々残酷だなあ。
2015/12/08(Tue) 18:33


「はい、西です。」

「アンタが、(人1)さんかね?」

しゃがれた声が、耳に飛び込んできた。

「絶対許さないから。」

呪いのような言葉が、針となって心を刺す。

その音は私の鼓膜に染み付いて、離れなず、何度も、何度も、反芻する。

手に持っていた受話器がするりと取られた。
そこでようやく、止まっていた時が動き始めた。
見上げると、大伍の姿。

「もしもし、どちら様ですか?…俺だけど。何、急に。…あのさ、何べんも言ってるよね。俺は俺が大切にしてる人と結婚したって。」

「そんなに俺が幸せになることが許せないの?(人1)に当たるのは筋違いだろ。恨むなら、俺を恨めよ。」


「ごめん、怖かったな?」

「」「」「」「」「」「」「」「」



■きみという名の幸福
■朝はいつだってすこし寂しい
■きみは僕に愛されるべきなのです
■このからだは至上の愛を知ってい る
■夢の続きは現実で
■意地悪なきみが好き
■あとは2人で溺れるだけ
■目を閉じるからキスをして
■見えない愛だから確かめさせて
■泣きたくなるのは幸せだから
■おはよう、今日も愛してる
■今も変わらないのはきみを愛して るってことだけ
■これでも僕はずっと前からきみに 一途なのだけれど
■きみが触れれば熱が咲く
■あなたの夜はあたたかい
■微笑みは蜜を秘めて
■ぼくのために生きてくれたらいい
■この腕の中でだけかわいくなって
■ひとりの夜は怖くない、けれどあ なたのいない朝が怖い
■何度だってきみに恋をする
■口説き文句はシンプルに
■、それ以上の幸福がありましょうか
?言葉にできない愛もある
?肺のなかは愛でいっぱい


2015/11/12(Thu) 11:49

by ***

?融解

 ふる、と寒さを感じて瞼が上がった。自分の身体の半分ほど、隙間が空いていた。少し近寄ると温かさが感じられて、熱を求めるようにそろりと擦り寄る。
(温かい……。)
一年前は、こんなことになるなんて、思ってもいなかった。あの暗く、冷たい部屋で、一生を終えるのだと思っていた。あの狭い小窓から、外を眺めながら、たった一人の家族がせめて生きて倖せであるようにと、かじかんだ手に息を吹き掛けては手を擦っていた。
肺一杯に空気を吸い込むと柔らかな陽の香りがする。すると、頭に手を乗せられた。
「、!」
頭を撫でていた手はやがて背中に移って、幼い子どもをあやすように一定のリズムでとん、とんと叩く。その心地よさにとろりと瞼がまた重たくなってくる。もぞ、と身体を少し丸めると、ぐっと背中を抱き込むように引き寄せられて、隙間がより狭くなる。その後は夢を見る暇もなく、起床時間まで眠っていた。


「んじゃァ、行ってくるわ。」
「はい。行ってらっしゃい。」
登城を見送るため、玄関までついていくと、すい、と片頬を寄せられたのがいつもの合図。恐る恐る唇を寄せると、いつの間にか顎に添えられていた指が上げられて、そのまま重なった。
「ん…っ、」
離れると、満足気に私の頭を撫ぜて口端を上げると、そのままその人は出掛けていく。
ーー虹村修造。一年前、私をあの国から逃してくれたひと。この国の、五虎将の一人。そして、私の、夫であるひと。


「姉さん。」
そう声をかけられて向くと、私と同じ髪と瞳の色。自然と頬が緩む。
「テツヤ。」
「本を借りに来られたんですか?」
「ええ。」
借りた五冊の本をテツヤに見せると、興味深そうに題名に目を通した。今回は『獏の女王』『コンコルディア』『星と庭』『蟲図鑑』『世界の食百選〜美味・珍味・怪味〜』の五冊だ。すると、テツヤが一冊の本を指した。
「『星と庭』」は僕も読んだことがあります。良ければまた感想を聞かせてください。」
「うん。テツヤがお勧めしてくれた『アニマの海』、面白かったよ。私はマムシープが気になったかな。」
「ああ、可愛いらしい外見ですが、尻尾に毒針があるという動物ですね。僕はウヤギが気になりました。」

「こちらでの生活は、慣れましたか?」
「」
ぐっと力こぶを見せると、
by ***

カタカナ語はラテン語からとってるよ!

世界は三つの国に分かれている。
ルクス『光』(大国):栄えている超大国。首都に王がいる。魔導士家系を二つ持つ。貴族・軍人からなる元老院と一般市民からなる代議院の二院制。
ウンブラ『影』(小国):一年中雨が降り続けている小国。魔導士はいないとされていたが…?
ファタモルガナ『蜃気楼』(中国):謎めいている国。実態は武力を持って奪い取ろうとする武闘派の国。ルクスにもスパイを送り込んでいる。


〜用語集〜
双璧…魔導士の家系である赤司家(使役)と緑間家(拒絶)を指す。
御三家…赤司家(使役)・緑間家(拒絶)に加え黒子家(融和)を入れた魔導士三家系を指す。
四天王…花宮、今吉、リコ、宮地
五虎将…虹村、黄瀬、青峰、火神、紫原、氷室
七福神…
十天君…
十二使徒…

首都…赤司、緑間は普段からこちらにいる。時々第二の首都に来る。
第二の首都…

〜登場人物〜
・虹村修造
五虎将の一人。愛妻家。嫁可愛いよ嫁。まどかを助け出した後、保護する目的という大義名分を掲げながらちゃっかり嫁にしてる食えない人。昔はヤンチャしてた。過去の女性経験は程々。冷静ぶっているが根幹は熱血漢。

・黒子まどか
幼い頃ウンブラに両親を殺され、弟を隠した後自分が拐われた。軟禁されていたことにより表情・感情がやや乏しかったが、虹村と暮らすようになって、改善が見られるように。魔導士としての素質は赤司以上と言われる。独学で魔導を学んだ。動物に好かれる体質。読書家。
by ***

?永遠よ笑って

「…どうしたの?」
「リセはいつも綺麗だなーって思って。」
「ちょっ、」
「肌もすべすべ!ボディミルク使ってるの?」
「ど、どこ触ってるの!?」
「リセのボディライン憧れる〜。特に腰からお尻にかけて…、」
「んっ」

「ア、アンドレア、助けて…!」
「あーん、隠れちゃった。」
「もう触らないからいらっしゃい、リセ。」
「リセ、ごめんね?」
「リセはシャイだから、あまり苛めすぎないでね。」

「でもより磨きがかかったのも事実だと思うわよ。」
「やっぱりそうよね?ウィーズリーと付き合い始めてから、ねえ?」
「わ、私サウナ行ってくるから!」

「ん……でも上手くいってるのはジョージが優しいからだよ。」
あら、とアンドレアが目を猫のように細める。
「この手のこと、分からないからお手上げだもの。」
「ふふ、素直なところがリセの良いところだと思うわぁ。」
「そういえば、私、アンドレアのそういった話聞いたことない。」
そうだったかしら。そう呟いてアンドレアは手ですくったお湯を肩にかける。
「ーー叶わない恋をしてるのよ。」
「叶わない…。」
「その人、死んでしまっているの。」
「ずっと好きで、今も好きで、これからも好きでいられる自信があるわぁ。」
「リセ、『運命』はあるからね。」
by ***

?
あの子より 私を好きだと言って
あたし無しで、平気なの?
女の子って、男の子が思ってるより強くて、男の子が思ってるより、弱いの
他にもたくさん人がいるのに、どうしてあなたなんだろう。どうしてあなたじゃなきゃ駄目なんだろう。
誰か私に教えてください。彼を嫌いになる方法を、他の誰かを愛す方法を
夢でいい 君と会いたい
泣きたいよ 本当は強くないよ
どうしてこんなにもあなたが好きで、どうしてこんなにもあなたじゃなきゃ駄目なんだろう
優しい嘘なんていらない


?海底で息をして
鼻から抜けるような息を1つ。
「珍しいね、#name2#がそんな風に溜め息をつくなんて。」
「…ごめん。」
握っていた羽ペンを置くと、左手をお腹の上に、右手を頬に当てる。今度は明らかにそれと分かる、溜め息。顔を上げるとセドリックは目を細めていた。
「いいや、もっと君は自分自身を出しても良いと思うよ。」
「自分自身?」
「平たく言えば、そうだな…我儘から始めてみたらどうだい?」
「…私、結構我儘だと思うけど、」
そう言うと、セドリックは分かっていないねとでも言うかのように左右に首を降った。
「リセはいつも相手のことを考えながら行動しているだろう?それを我儘とは言わないよ。」


「妬いて欲しいみたいよ?」
同部屋のアンドレア・ロレンツォからその言葉を聞いて、固まった。やく?焼く?妬く?誰が?私が?私の表情を見て察したのか、アンドレアは苦笑いした。
「と言っても、私も噂話を耳にしただけだけど。」
「……そう。」
何だか面倒なことになりそうだ。というか、面倒だ。
「まあ、あまり溜め込まないようにね。」
アンドレアは私の肩に手を置く。

「ジョージに誘われたの、一緒にどう?って。」
「…そう。」
「あなた…ジョージと付き合ってるんじゃないの?」

「さあ、どうかな。」

「え?行かないの?ホグズミード。」
「うん、今回はいいかなって。」
勉強しようと思って、と伝える。
「彼はいいの?」
「同じ寮の子と行くみたい。」
「みたい?」
「帰り道に女の子にそう言われたの。」
眉を潜めたアンドレア

「ええ〜?やだあ!」
たまたま廊下を歩いていると、揺れるブロンドヘア。あのローブの色はグリフィンドールの生徒のものだ。
「ねえ、ジョージ。フレッドったらこう言うのよ?」
白く細い指先が緩く袖を引く仕草。

そう、これは諦めの感情。欲しくても手に入らないものがある人なんてごまんといる。そんなことは幼い頃に既に悟っていた。

やんわりとした疼きが胸を蝕む。

セドリックは私のことを『ハッフルパフ一の努力家』と呼んだけど、そんなことはない。能力がなかったから、それを補うために、していただけで。私は努力『しか』できないのだから。

?

日本の冬に比べて、こちらの冬は段違いに寒い。個人的には凍え死ぬと言ってもあながち間違いではないと思ってる。
「さ、さむい…。」
「暖めて差し上げよう。」
おずおずと背中に腕を回すと
「…暖かい…!」
思わずぎゅう、と

「ジョー」
ジ、と続くはずの言葉は音にならず口の中で消えた。双子の弟の膝の上には華奢な身体。
「リセは昼寝中か?」
「人間カイロ役を仰せつかってね。」
ジョージが抱え直すと、リセがもぞりと身動ぎした。
「ん……、」
柔らかな髪の毛をジョージの鎖骨辺りに擦り付けるようにして、更に身を縮めこませる。
「ジョージさむい…うごかないで…。」
「仰せのままに、お嬢さん。」
うわ言のように呟いて、またすうすうと穏やかな寝息が聞こえてきた。

?「皆は僕のことを言うけれど……ハッフルパフで一番努力をしているのは彼女だと思うよ。」
「僕達と違って彼女は母国語から違う。言葉も分からない、知る人もいない土地で監督生にまでなれたのは、並大抵の努力じゃない。」

「猫のぬいぐるみ…!」
「気に入ってもらえた?」
「うん、ありがとう!大事にする。」
「おー、凄いふわふわしてる。」

『リセへ
君にいつこれを渡そうかとずっと悩んでいるんだ。
きっと卒業の時だろうと思うんだけれど。

血の繋がらない僕の相棒よ。
例えどこにいても、君のご両親と同じくらいかそれ以上に、僕は君にありったけの幸福が注ぐように祈っているよ。
どうか倖せに。
      セドリック・ディゴリー』「……っ、」
ぽた、ぽたとローブに涙が落ちて滲む。私は、私だって、あなたの倖せを願っていた。あなたのご両親と同じくらいかそれ以上に。たくさんの人に尊敬されて、愛されていたあなたが、あなたはこんなところで、あんな形で、終わっていい人じゃなかったのに。
「……っ、………っ!」
ハンカチを口に当てて声を圧し殺す。どうして殺されなきゃならなかったの。
ぐいっと

「“穢れた血”め!」
「血脈も地位も名声も何一つ自分で手に入れていない人間に何言われてもね。」
「喋ってみなさいな。」
「リセ!」
「えっ、何もしてないよ?」
by ***

?三上 絢子 (ミカミ アヤコ)
・東洋人、黒髪黒目
・ハッフルパフ
・ハリーたちより2学年上
・ジョージ落ち(※双子生存)
・セドリックと共に監督生を勤める
・真面目で穏やか、努力家で面倒見もよく、滅多なことでは怒らない(怒らせると滅茶苦茶怖い)
・父母共にマグル
・ホグワーツ卒業以後は偽名を名乗りひっそりと魔法界でラジオのパーソナリティーをしたり人間界で歌を出したり執筆したりと、どちらの世界にも顔出しはせず、どちらの世界にも生きている
・癒し手一族の最後の一人であるが故にヴォルデモートに狙われる
by ***

職場でも迷惑かけて
親にも迷惑かけて

生きてる価値ない
消えてしまいたい
by ***

白石 透
・168cm
・霧崎第一高校2年
・頭脳明晰、運動神経抜群、容姿端麗(中性的な美形の顔立ち)という、神は三物以上与えちゃった系女子。
・基本は金髪ショート(ブリーチして色抜いてる)。たまに色変えてる。
・成績は、白石>花宮>瀬戸(IQ160)の順。お察しください。
・元帝光中学校男子バスケットボールマネージャー。別名“女帝”
by ***

?

無風だから桜の花びらが綺麗に落ちるなあ、と思いながら、校舎しの三階から校庭の、溢れかえるほどの人の集まりを眺める。その中で1つ、気になるものがふと視界に引っ掛かって、消えた。よくよく見ると水色の髪の男の子の左肩辺りにもやが現れては消えている。あんなにたくさん人がいるのに気付かれないなんて、不思議な子だ。人ではないのかなとも思ったけど、それにしては生気に満ちているし、上手に人を避けている。

「遅くなり、ましたー。」
先生の手伝いを終え、頭を下げつつ入部希望者を収集している体育館に入ると、ちょうど簡単な紹介中だったのか、同じく新入部生担当となったマネージャーの友人に手招きされた。どうやら間に合ったらしい。
「#name1##name2#といいます。二年です。よろしくお願いします。」
私が最後だったようで、コーチが早速クラス分けテストを開始させ、私たちも通常業務に戻るその前に。
「あ、きみ。」
「そこの、水色の髪の子。」
「…?ぼく、ですか?」
「うん。」
肩をぽんぽんと軽く叩くと、もやはさらさらと消えてしまった。この子に惹かれたのか、この学校の雰囲気に引き寄せられたのか。どちらにせよ、成仏できて良かった。
「突然ごめんね。糸くずが付いてたみたいだったから。」
「いえ、ありがとうございます。」
礼儀正しく頭を下げると、水色の髪もふわりと動く。綿飴みたい、と思うと、幼馴染みの『お腹空いたの?』という笑いを含んだ優しい声が聞こえた気がした。
「クラス分けテスト、頑張ってね。それじゃあ。」


うーん、これはなかなか難しいかもしれない。
そう思ったのは、一軍に選ばれた四人と顔を合わせたとき。紫原くんと灰崎くん以外の三人は補正がないと結構厳しそうだ。
「改めまして。マネージャーをしています、#name1##name2#です。よろしくね。」
虹村くんが面通しさせるから来い、と呼ばれたので、目に鮮やかな髪色くんたちを前に挨拶をした。しかし、虹村くんの言い方たるや。
「これは、マネージャー希望者も増えそうだわ…。」
早速一軍の練習が開始され、私と友人はドリンクを作りに家庭科室に向かった。それぞれ名前が書かれたドリンクボトルをしゃかしゃかと振りながら友人がぼやいた。
「ああ、綺麗だったもんねえ、一年の子たち。」
「#name2#の美術館の絵を見た感想じゃん…。」
的確な指摘に笑う。確かに。
綺麗だとは思う。が、しかし、あれでは如何せん要らないものまで引き寄せてしまう性質だろう。そちらに気が向くのは仕事柄か。
by ***

かわらないもの(中学三年、秋)

膝丈のワンピースは、肩から肘の部分がレースであしらわれていて、スカートの部分はチュール素材でふんわりと象っている。