ネタ










1675回めの キス を


by ***

白梅透

「わーお、お兄さん美人ですねー!」
「Thanks. But you are more beautiful than me.」
「サラッと褒める…だと…!?これが帰国子女の力…強い…!」

「いたいた。裕也ー。」
「あん?」
「玲央とコンビニ行ってくるから30分だけ上着貸してー。」
「あぁ?買い食いしてっと太るぞ。」
「うへー…透サン素っぴんもめちゃ美人っすね…。」
「親の遺伝子のお陰なのだよ。」
「俺の真似をしないでください!」
「玲央姉は透と仲良いよねー?」
「何かねえ、顔がドタイプなんだって。」
「「「!?」」」
「何人かの誤解を生んだわよ、透。」
「あはは。」
「恋愛的な意味じゃなくて、造形美の意味でタイプなのよ。見てごらんなさい、この透き通るような白い肌!パッチリの二重にマスカラをつけなくても抜群に長い睫毛!!すっと通った鼻筋!!バランスの整ったぷるぷるの唇!!セ??ンイレブンのメロンパンより小さな顔!!そして天使かと思わせるこの繊細かつ艶やかな金糸!!!透のご両親には感謝してもしきれないわ……!」
「人それぞれの好みだと思うけどねえ……私の知ってる人は、私じゃ起たな「何言ってんだこのアホ!!!」痛った!!!」

「透こそ、氷室とどうなの?」
「んん、どうって言われても…特に…?」
「(アイツ意外と奥手なのか…?)へ、へえ…。」
「疑うことなくにじむーは、凪沙のこと好きだと思うけどねえ。」
「は、はぁ!!?」

(大丈夫、大丈夫…。)
もうあの日じゃない。あの日は終わったんだから。

ーーそんなものはお前の人生に必要ない。

ーー透ちゃん、どうしてお父さんの言うことが聞けないの?

ーー

ーーもういい。お前の顔など二度と見たくない。この、

デキソコナイ

「透!」
「………、」
「可哀想に、震えてるじゃないか。」
「立てるかい?」
「ここは危ない。改札に戻るよ。」
「透!」
「透、大丈夫か?」
「…きよくん、ゆうや…ごめんなさい……。」

「電車に飛び込もうとしたんだよ。」
「『このまま飛び込めば、眠れるから』って言ってたっけな。」
「白梅の家は男家系だから、まず女の子が生まれるのが珍しいんだよ。」
「久々に生まれた女の子に何してんだってことで、透の祖父ちゃんの逆鱗に触れたんだよ。」

「可愛い…。」
そう呟いて恐る恐る手を伸ばした透の手に、ペンギンが頭を擦り付けてきた。
「…っ辰也見た!?」
少し頬を紅潮させて嬉しそうに伝えてくる透。可愛いなあ。
「うん、見てたよ。」

「透。」
「辰也、」
「楽しい?」
「うん。皆も楽しそう。良かった。」


こんな人間が幸せになれるなんて思ってない。
ただ、あなたが幸せであれば良い。

透ちゃん、と呼ばれて、ゆっくりと瞼を持ち上げた。怯えるははおやの、め。

あなたが さけぶ。

どうして

どうして、 


「……こんどこそ、ころす?」

いたいのはもう、いやだなあ。

でもやっと、 らくに なれるなら。

「……しかたない、ね………。」

ふつり、とブラックアウトした。

・宮地兄弟の従姉妹・夏×高所にトラウマがある(フラッシュバックあり)・

?O Lord, correct me, but with judgment.
主よ、私を懲らしめてください。しかし正しい裁きによって(Jer. 10:24) エレミヤ書

God doesn’t require us to succeed; he only requires that you try.
(神は私たちに成功することを求めているのではありません、神はただ挑戦することを求めているのです。)
ーーマザー・テレサ

あの日からずっと後悔したまま、


◆◆◆


「透。」
伯父の家で夕飯をご馳走になった後に片付けを引き受けていると、従兄弟の一人である裕也が話しかけてきた。
「なに?」
「お前、夏休みは時間あるだろ?」
「んん、バイト入れてる。」
裕也は溜め息をつきながら頭をがしがしと掻くと、人差し指を立てた。
「1週間、時間貸せ。」

「…部活の手伝い?」
「オウ。合宿すんだけど、経費浮かすために飯は自分たちで作ることにしてんだよ。」
「メニューがキツくて作れないってこと?」
「分かってんじゃねーか。」
わしゃわしゃと裕也に撫でられるまま頭を動かすと
「勿論全部作れなんて言わねー。当番制にして人員割くし、お前への負担をかけ過ぎないつもりだ。」
兄貴にも怒られるしな、と肩をすくめる裕也の肩越しに思い浮かぶ、もう一人の従兄。
「清くんも来る?」
「顔は見せんじゃねーかな。」
by ***

??白梅 透/しらうめ とおる
・元帝光中男子バスケ部マネージャー
・霧崎第一学園高校出身(セーラーを着たかったから。)
・身長は高い。スカートの丈はそこまで短くない。
・髪、瞳共に透けるような金。
・宮地兄弟の従妹。「清くん」「裕也」と呼ぶ。(裕也に甘えるときは「ゆーや」と平仮名呼びになる。)
・中学はショート。(最○も○ちゃんイメージ)
・高校では緩くパーマをかけたミディアム。よく耳にかけている。
・実淵と仲がいい。
・大学ではワンレングスの前髪とワンカールボブ。ラーメン屋さんでバイト中。
・中学の頃から両耳にピアスを開けている。
・夏が嫌い。
・喋り方・動作など少し抜けている感じを見せているが、地頭もそこそこ賢いし、勉強も運動も出来る。
・キツめの美人顔。第一印象は大体「怖そう」「ヤンキー」「ギャル」。しかし見た目に反してコミュ力お化け。

【氷室辰也落ちの場合】

「合宿?」
従兄弟の家でソファに座りながら雑誌を読んでいると、声をかけられた。雑誌を捲りながら続きを促す。
「」
「イケメンは大変だねー…。」
バイト先の近くに新しいカフェが出来たらしいので、近々行ってみようと考えていると、手の中から雑誌を抜き取られた。
「あー!」
「真面目に聞け。」
「ゆーや、返してー!」
by ***

◎香月 絢/こうづき あや
・綱吉の従姉妹、同い年。
・髪、瞳ともにグレイッシュ。
・深海の指輪保持者。
・12月18日生まれ。
・風紀委員。
・母親が家光の妹。生まれはイタリアだったが、両親がボンゴレと敵対しているマフィアに謀殺され、誘拐されたところをXANXUSに救われ、記憶封じを行われた上で、日本の沢田家に連れてこられた。ティモッテオともXANXUSとも顔を合わせている。
by ***

暇があったら書きたい(暇とは作るもの)

【シャルの場合】
愛してると突然言われた。子供じみた笑顔で言われるとなぜだか一緒になって笑えてきてしまう。ああ、かわいいひと。誰よりも可愛くて、いとしいひと。

シャルロッテが恋だと気付いたのは溢れた思いが言葉にならなかったとき です。

チャーリーへのお題【ハッピーエンドの逃亡劇/二週間分の愛/(またあいつのこと考えてるんだろうな)】

シャルロッテへのお題【「君が僕を嫌うまでは、」/何もかも全て忘れてしまえたら良かった。/(幸せ過ぎて、本当に息が出来ない)】

シャルへのお題【照れくさそうに笑った/運命的だとは思いませんか/片思い以上、両思い未満。】

あなたは『犬みたいに撫でまわされて困惑するも最終的には嬉しそうにする』シャルのことを妄想してみてください。

シャルの手首を包帯で縛りつけて唇が触れ合いそうな位顔を近づけると、恨めしそうな目で睨まれました。

シャルロッテはすやすやと眠る彼を写真に収め、ふふと笑ってから布団に入る。
朝目が覚めると、彼がキッチンに立ち、朝ごはんを作ってくれている。
今日も一日が始まるんだな。

シャルロッテへのお題:好きになると、弱くなるね/「君は、ほんとに、強いんだね」/それは仕方ないこと

シャルのタイトルは『初恋ディスタンス』煽り文は『君を失っても構わない、なんて嘘ついて』です

チャーリーのタイトルは『真綿の首枷』
煽り文は『もうどこにも行かないで』です

シャルに「俺を全部受け入れて」と囁いておしりを鷲掴んで揉むと、頬を染めつつ「何?」と強がりました。

【シャル】
「僕に光を当ててくれたのは君なんだよ?」

今日のシャルのお題は、『変わりたい、変われない』『束縛されたい』『きっと、嫌いになるでしょ』です。

今日のシャルロッテのお題は、『もうすこし、このまま』『無理矢理、抱いて』『見つめ合ったまま』です。

今日のチャーリーのお題は、『視線で追いかける』『身体が、あつい』『心で誓う』です。


?あなたは『未来の約束をする』シャルロッテのことを妄想してみてください。

12月23日、クリスマスの前々日。三日前にクリスマス休暇に入ったホグワーツ。
「見てるとやりたくなるでしょ。」
はい、とホットココアを渡すとくしゃっとした笑顔を見せる。
「ありがとう。…そうだな、でも今の仕事もとても楽しいから。」
ふうふうと息を吹き掛けたものの、あち、と慌てている姿を見て、私も椅子に座る。
「来年は魔法生物園に行くかい?」
「気が早くない?」
「君は忙しい人だからね。一年前から予約しとかないと。」
「さすがにそんなピンポイントでは詰まってません。私より、あなたの方が忙しいでしょ。下の子たちが『チャーリーは今年も帰ってこないんだ』って言ってたわよ。」
「あー…ウン、時期をずらして帰るからね。」
「私と会うよりおば様に顔を見せる方が有意義じゃない?」
「君に忘れられるのも困るからなあ…。」
「…あのねえ…そんな薄情な人間でもないから。」
「ああ、知ってるよ。」

?『悪口』について
「シャルがどう言われてたか?んー、スリザリン以外からはめちゃくちゃ好かれてたわよ。シャルって気さくで話しやすいじゃない?ただ、スリザリンの奴らは目の敵にしてたけどね。」
「私は別にどうとも?」
「ね?本人がこれでしょ?でもそういうことがある時は大体チャーリーがクイディッチでぎゃふんと言わせてたけどね。」
「気にしないのに。」
「そりゃあ同じ寮の生徒が侮辱されたら怒るわよ。アタシだって怒る。」
「誇るものが無いから鳴いてるだけなのよ。…ああ、あったか。‘家柄’?‘血脈’?」
「…あなたにあの言葉をかけたスリザリン生はチャーリーにヘッドロックされてたわね…。」

?『口の悪さ』
「先生って案外喧嘩っ早いよなあ。」
「キレッキレだもんなあ。」
「短気なのも口が悪いのもホグワーツに入ってから矯正したからね。」
「えーっ!」
「ってことは入った頃の先生ってまだその片鱗があったのか?」

?Charles "Charlie" Weasley

@Charles_Weasley
可愛いくてたまらないな〜。
【女性の手と小さな子どもの手】

@Charles_Weasley
一日会わないと三倍成長してる。
【赤ちゃんの背中】

@Charles_Weasley
愛しい人。
【女性の後ろ姿】
by ***

?籠球
◎緑間 晶/みどりま あきら
・緑間真太郎の1歳年上の姉。
・座右の銘は『雪に耐えて梅花麗し』
・帝光中学校出身。元男子バスケ部マネージャー。
・弟、真太郎が昔は身体が弱く、入院中におは朝占いを晶が示したところ、当たったのでそれ以来真太郎がおは朝信者になった。
・基本的に敬称付け。呼び捨ては弟(真太郎、真)、妹(玲子、玲)、虹村、桃井のみ。
・すらっとした体型。

所属:桜花学院高等学校
身長:167cm
体重:?Kg
誕生日:5月21日
星座:牡牛座
血液型:AB型
座右の銘:雪に耐えて梅香麗し
好きな食べ物:オムライス
嫌いな食べ物:特になし
趣味:ふらっと買い物に出る。軽く体を動かす。妹と料理する。サークルのメンバーでダンスの打ち合わせ・実践。
特技:どこでも眠れる
得意教科:日本史
委員会:生徒会
嫌いなもの:スカウト
苦手なこと:睡眠を邪魔されること
好きなタイプ:気が合う人
注目している選手:緑間 真太郎
家族構成:父、母、弟(真太郎)、妹(玲子)
CVイメージ:遠藤綾
by ***

?魔法
?ビルも然り気無く払ってそう。
「悪いけど、うちの弟が彼女にご執心でね。」

?チャーリーは会った後、別れる時はいつもキスするのをさらっと習慣にさせてそう。
「ちょ、ちょっと待ってチャーリー。」「どうした?」
「前から思ってたんだけど、おかしくない?付き合ってないのにキスするのは。」
「僕は前から好きだって言っているのに、シャルがオーケーしてくれないからだろ?」
「、それは「黙って。」ん……っ、」
そんな顔するのに、
ああ、クソ、
「…可愛いなあ。」

?振り回されてることも分かってて、なおかつ手綱は放さないチャーリー兄さん素敵。

?IFチャーリーがクィディッチのプロに進んでいたら。シャルロッテは作家になってそう。ティア・ノースは著者名。(この時間軸ではヴォルデモートは既に死んでいることとする)

以下ななしの魔法使いさんが送ります
チャーリー、試合終わって挨拶してるとき、誰かに手振ってた?

以下ななしの魔法使いさんが送ります
ホグワーツの時の同級生だろ?

以下ななしの魔法使いさんが送ります
ああ、ミス・シモンズか?

以下ななしの魔法使いさんが送ります
ああ、チャーリーの嫁か。

以下ななしの魔法使いさんが送ります
2行で終わっててワロタ

以下ななしの魔法使いさんが送ります
ミス・シモンズって、シャルロッテ・シモンズ?
たまに講師で来る。

以下ななしの魔法使いさんが送ります
>たまに講師で来る。
お、在学生。

以下ななしの魔法使いさんが送ります
>たまに講師で来る。
そうだよ。
ミス・シモンズは作家しながら時々講師してるんだっけ。

以下ななしの魔法使いさんが送ります
>たまに講師で来る。
ついでに追加しておくと、在学生。
ミスシモンズはチャーリーとは5年生から監督生コンビだったんだぜ。入学して以来ずっと首席だったって話だ。

以下ななしの魔法使いさんが送ります
>首席だったって話だ。
マジかよ!講師で来たけど、全然そんな話しないからビックリした。

以下ななしの魔法使いさんが送ります
結構気さくな人だろ?寮は違うけど勉強とか教えてもらってた。

以下ななしの魔法使いさんが送ります
>教えてもらってた。
羨ましい…。

▼▼▼
以下ななしの魔法使いさんが送ります
チャーリーやりやがったwww

以下ななしの魔法使いさんが送ります
結婚おめでとう!!!我らが太陽の申し子!!!

以下ななしの魔法使いさんが送ります
今北産業

以下ななしの魔法使いさんが送ります
>今北産業
ユナイテッドが優勝
優勝のMVPはチャーリー
そのチャーリーがプロポーズ

以下ななしの魔法使いさんが送ります
なるほどカオス

以下ななしの魔法使いさんが送ります

▼▼▼
『あなただけが、私に、この旅に出る理由を聞きませんでした。ありがとう。きっと手紙を書きます』

「ティア・ノースのサーティミニッツ・ナイトフライト。」
(ジングル)
「こんばんは。今日から5日間、この時間帯を30分お借りしてお送りする、作家ティア・ノースのラジオ番組です。」
「いつも書いているときにラジオを聞くことはあるんですが、まさか自分がこんな風に話す側になるとは思っても見ませんでした。ちゃんと出来ていますかね?(ちらりとブースを見て)ブースの向こうの皆さんはすごく楽しそうに笑っていますが…(少し楽しそうな声)いかがでしょうか。また感想など頂けると嬉しいです。番組内でも紹介させて頂きますね。」
「さて、事前に【作家ティア・ノースとは?】をテーマに、内容は問わず、ティア・ノースに聞きたいことを番組で募集していました。5日間、色んな質問に回答して、より深く、作家ティア・ノースを知って頂ければという企画です。それでは、早速行ってみましょう。」
(軽快な音)
「ふふ、とても可愛らしい音が聞こえました…(くすくす笑う)。さあ気を取り直して。『ノースさん、初めまして。』初めまして。『早速ですが、質問です。ティア・ノースという名前は本名ですか?』本名ではありまー…せんっ。ペンネームです。部屋にあった本をパラパラっと捲って幾つか掛け合わせて決めました。私じゃないような、もう一人の私がいる感覚になるので、不思議な感覚です。」
「『ノース先生こんばんは。』こんばんは。『最新作の【春雷と金魚】を読みました。』ありがとうございます。」
『ノースさん、こんにちは。』こんにちは。『いつも楽しく本を読んでいます。』ありがとうございます。『私が特に好きな本が、【深海の孤独】なのですが、』ノースさんの好きなタイプはどんな人ですか?」

「チャーリー、チャーリー!」
「トンクス!?」
「あなたにプレゼント持ってきたのよ
!」
「僕に?」
「シャル!早く!人が来ちゃう!」
「シャル…?」
「もう!ぐずぐずしない!腹くくって!」
「ちょっと、ドーラ!」
「私からのプレゼント!受け取ってね!じゃ!」

「シャル、それは…うちのチアのユニフォームじゃないか。」
「ドーラに呼ばれて着替えさせられたの。」
「優勝おめでとう。」
「ああ……ありがとう。」
「俺と結婚してください。」

?
「ありがとう。」
「あ、」
持ち上げようと指をかけるとパキ、と取っ手が取れてしまったコーヒーカップ。
「珍しい。取れることってあるのね。」
「力んだ?」
「目の前に」
「申し訳ございません!」
いえいえ、と
「シャル、君が先に。」
「えっ、いいよ。私が待つから。」
「女性を待たせるわけにはいかないさ。すみません、新しいのをもう1ついただけますか。」
「やっぱり、あなたとビルは兄弟だわ。」

身体が何だかむず痒く、じわじわと熱さを感じる。
「ひゃ…っ」
「シャル?」
「…っチャーリー…。」
チャーリーの顔が近づいてきて、鼻先ですん、と息を吸った。
「この匂いは…。」

「これ、俺の部屋のカードキーね。23階が丸々部屋だから。」

「21時までには終わるから。待ってて。」
笑った気配がして、顔を上げると、
「良い子。」

「シャル?」
「……ゃ、」
「ごめん、お待たせ。」
「…美味しそうな匂いがする。」

「君が悪い訳じゃないから。後で説明するよ……先に埋め合わせしようか。」
よしよし、と頭を撫でられた後に、顎に指を添えられ、ゆっくり唇を塞がれた。腰にじん、と甘い疼きが生まれる。
じわりと侵食してきた厚ぼったい舌が私の舌を絡めとってじゅる、吸い上げる。
「ん、ん……っ、」
下しきれなかった唾液が溢れていく。熱い。苦しい。気持ちいい。気持ちいいーー。
「…は、…気持ち良かった?」
「蕩けてる。」
そう言って口端を上げると、当てるだけの軽いキスを1つ。

「これだけ濡れてたら大丈夫かな。」
「…っ、チャーリー…、」
「ん?」
「……はやく……んっ、」
「…たまんないね、そういうこと言われると。」
ずぶりと入れられただけで達してしまった。
「あー、うねってる…。」
前髪を分けると額に口づけられて、それにすら感じてしまう。くすりと
「いっぱいイっていいよ。」
by ***

?
「先生絶対モテてたでしょ。」
「んーん、全然だよ。」
「ウッソだー!先生みたいな良い女がモテないはずがない!」
「あはは、そう言ってもらうと嬉しいけど…本当にそういうこととは余り縁がなくてね。」
「何言ってんだよ先生!」
「うちの兄貴が泣くなこりゃ!」
「ショックで寝込むだろうな我が兄上は。」
「いや、ドラゴンの雌と結婚するかもしれないぜ?」
「フレッド、ジョージ。お前たち後で話があるからな。」
「「げっ、チャー兄!!」

「…っ僕が先生と同じ歳だったら、僕を選んでくれましたか?」
「んん、ディゴリーと付き合ってたかってこと?」
「はい。」
「うーん……。」
「二人とも優しいし、格好良いけどねえ……うーん……。」
「……ああ、でもやっぱりチャーリーかなあ。」
by ***

?その愛は、生きていくための糧となる



「墓参りに行くか。」


ソファに座って、雑誌を読んでいた(名前)の横顔を眺めていた時に一言。

ピシリ、と(名前)が固まった。
そりゃそうか、突然だもんな。

「身の回りも落ち着いたし、時期かなって。」

嫌?と尋ねると唇を一文字に結んで眉間に皺を寄せて押し黙った(名前)。

視界の隅では加湿器がもくもくと水蒸気を噴き出している。

「まだちゃんと親父さんたちに報告した訳じゃないから。」

(名前)の手の中から雑誌を抜き取って机の上に置いた。

「伯父さんたちにも顔出しときたいし。」

「………分かった。」

「さんきゅ。」

予約とか俺がしとくから、伯父さんたちに連絡頼むわ、とスマホをタップした。



◇◆◇



墓石を丁寧に磨いて、花を活けて。
蝋燭に火を点して蝋燭にも移した。


静かに拝んだあと、立ち上がって側面に彫られた文字情報を追う。

「7つだったんだな、啓太くん。」

「…うん、」


今生きてれば大学生くらいか。

文字を指でなぞると、すん、と鼻をすすり上げる音が聞こえて振り向いた。

「泣かせたかったわけじゃないんだけどな。」

「…っごめ、んなさ…」


そっと肩口に頭を当てるように抱き締める。

ーー辛い思いさせて、俺の方こそごめんな。

それは、言いやしなかったけど。

一緒に連れて来たことを、間違いだとは思ってないから。


鼻をくすぐる線香の香りがどこか物悲しくさせた。



◇◆◇



「お久しぶりです。」

「よく来たわねえ。いらっしゃい。」

「ゆっくりして行きなさい。」

「お邪魔します。」

今日は(名前)の伯父さんの家に泊まることになった。

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

疲れたんだろう、(名前)は先に眠ってしまった。
伯母さんも気を使ってくれて、後は男同士でと、席を外してくれた。


「すいません、泣かせました。」

「訳あってのことだろう。」

まあ、飲みなさい、と急須からこぽこぽと湯気をたててお茶が注がれる。

一口飲むと、何だか懐かしい味がした。

「伯父さんは、新潟に連れてくるなって仰ってましたけど、(名前)の親父さんたちに顔見せもしないのはどうかなと思って。」

なかなか連れてきてやれないですし、と言って胡座を組み直す。

「義理堅いな、君は。」

「そうですかね?まあ、どんな形でも、(名前)の家族ですから。(名前)を産んで育ててくれた。だから出会えた。」

感謝してるんですと、言うとそうかね、と伯父さんは相槌をうった。

「新潟に連れてきたのは、別に理由もあって。」

「ふむ。」

「子どもが出来たときに、(名前)が悩むんじゃないかなって。」

接し方とか色んな面で。

「多少なりとも区切りみたいなの、(名前)の中でもつけられたらいいかなと思って。」

少なからず恨んだ…ってのは言い過ぎかもしれないけど、疑問に思うことだってあっただろうし。

自分が無かったものを他人が持つっていうのは、それを間近で見るのは、結構しんどいと思う。それが自分の能力でカバー出来ない範囲のことなら、なおさら。

「私らが出来んかったことを、代わりにさせてしまって申し訳ない。」

そんなんじゃないですよ、と肩をすくませる。

「大丈夫だとは思いますけどね。」

俺よりしっかりしてますし、と笑うと伯父さんも目元を緩めた。




「お世話になりました。」

「また…来なさい。」

「(名前)ちゃんの実家なんだからね、ここは。」

両手をぎゅっとこくんと頷く。

「」「」「」「」「」「」

「大伍。」

「行きたいところが、あるの。」

でも、怖くて、と

「水くせーな。一緒に行くって。」

海岸線沿い。

潮の流れは穏やかだ。

そこの空き地に停めれるよ、と

さざ波。

寄せては返す音は、耳に優しい。

「……ここがね、お父さんたちが亡くなった、ところ。」

あそこから、飛んで、と(名前)はコンクリートが切れて海に接している部分を指差す。


この静かな海に。

柔らかい風が吹いてざざん、と波が防波堤に当たる。

潮の香りが懐かしい。


「お花、持ってきたこと…伯父さんたちに連れてきてもらって、だから、一回くらいしかなくて。」

ずっと持ってきたかったんだけど、と声が震える(名前)。

「(名前)、すげー顔色悪いから。俺が持っていこうか?」

すぐそこだし、と言うと緩く首を振って、俺を見上げる。

「一緒に来て、」



そっと(名前)が手のひらを開くと、花びらは風に舞って海にふわりふわりと落ちていった。

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

……どんな思いで置いていったのかは分からないけど、(名前)を置いていってくれたことには感謝してます。

ただ、俺は親父さんとは違います。

自分が血反吐吐いてでも泥水啜ってでも家族は食わせていく。

旦那ってそういうもんでしょ。
…そういうもんだって、俺は思ってるんで。


「……、」

じっと海を見つめる(名前)の手を引いた。

はっとした様に俺と目が合う。

「(名前)、帰ろう。」

(名前)は泣きそうに笑って。

「ーーーうん。」

帰ろう。

俺たちの家に。

大切な毎日に。



◇◆◇



帰りの飛行機のなか、ぐったりと背もたれにもたれる(名前)。

「お疲れさん。悪いな、俺の我が儘に付き合わせて。」

「ううん…こうでもしないと、私、来れないから…。」

良かった、とぽすんと肩に頭を預けてきた(名前)。
目の下が赤い。
そっとそこに触れると目を細めた。

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

「(名前)。」

ぎゅっと繋いだ手を握り締める。

もう2度と離さないように。

「同じ状況になったとしても、俺は同じ選択肢は選ばない。生まれた以上は、親とは別個の命だと思ってるから。」

うん、と(名前)が行で返事をした。

「でも多分、そん時いっぱいいっぱいたったんだろうな、親父さんたちも。」

考えは分かる気がするんだよなぁ、と呟く。


「……何で連れていってくれなかったんだろうって昔よく考えてたの。」

怒らないでね。

そう前置きして(名前)はとつとつと話す。

一緒に逝けた弟を羨ましく思ってしまう日もあったの、置いていかれた理由も何もかも分からなくて。

連れていってと何度も願いながら、自分では死ねなくて。

大伍に助けてもらったんだよ。

大伍に見つけてもらえたから、死なずに生きてこれた。

私ね、わたし、


「置いていってくれてありがとうって初めて思えた……。」


震える唇。

「…わたし、いきててよかった、」


この言葉を聞けただけで良かったと思う。

この世界は平等なんかじゃなくて、でもそれだけでもない。


「何終わりみたいに言ってんの。まだまだこれからじゃん。」


生きていくことは続けていくこと。

幸せも苦しみも。



***

image song by 『SAVED』『tune the rainbow』坂本真綾

「“愛する”ってコトは過去も未来も抱きしめることかもしれない」(出典:フルーツバスケット)
この言葉を噛み締めながら、この話を書きました。

書けて良かった。
by ***

?鳴門
雨宮 ユキ
・第七班。
・優秀だが、それを余り見せない傾向にある。(能ある鷹は爪を隠す)
・両親はおらず、一人暮らし。ナルト、サスケのどちらにも理解を見せる。
・体内に竜(ゼン)が封じ込められている。それ故に水遁系はほぼ無敵に近い。
・困っているとさり気に近寄ってきて、解決すると消えてる座敷わらし的な。
by ***

?アキラ・チトセ
・26歳、シェリーより1歳年下
・童顔(「子犬のような顔をしてる」byヘレナ)、細身
・両親はアンブレラの研究員だった。両親ともにT-ウイルスの作成に関わっていたが、このウイルスがもたらす効果について、世界の破滅を予感・恐怖し、秘かに抗体を作っていた。そして万一の時のために、一人娘であるアキラの体内に抗体を残した。
・シェリー・バーキンの初めての友人。両親ともに研究員、一人娘と似たような境遇の二人はすぐに仲良くなった。
・ラクーン事件以降は叔父を頼って日本に住んでいた。胚を残されたシェリーの方が重要視、かつ感染していないのもあって、 T-ウイルスに罹患していないかどうかだけ検査された後は、解放された。
・軍師タイプ。頭が切れる。故にDSO、BSAAに勧誘を受けるも断っている。「誰かの目の前で死ぬより知らない場所で死んだ方がこう、生きてるかもって感じしない?」

『ごめん、ごめんねアキラ…!』
また一つぷすりと点される注射器。左腕は注射痕が見てとれるほどありありと存在を主張している。少しして燃えるように熱くなる身体。続けて、眩暈と、吐き気と、眠気。胃がぐるぐると回されるかのような。ああ、また覚醒したら数日後なんだろう。
『恨むなら、ーーー。』

ばちっと絡んだ視線。
「…アルコールで酔えないでしょ?」
悪戯っぽい視線を向けられて、思わず口をつぐんだ。けれど、それも一瞬。
「死ぬよりマシさ。」
「違いない。」
彼女は笑うとドリンクを取りに席を立った。

「……、」
ぐい、と頬を拭うと濡れた感触。ああ、また私は泣いていたのか。いつもそうだ。クレアやレオンと会うと決まって泣きながら目覚める
by ***

?
シャルロッテ・シモンズ
・チャーリー、トンクスと同い年
・頭脳明晰、運動神経抜群
・ホグワーツ魔法学校『マグル学』教授
博士号を有しているが、新米のため時々『薬草学』や『変身学』の手伝いに駆り出されている
・グリフィンドール寮出身 チャーリーとは監督生を務めた仲
・アニメーガス(灰猫)
・『マグゴナガルの秘蔵っ子』『マグルの奇跡』『簒奪者』『超絶技巧』との異名あり
・男は殺人か略奪、女は娼婦、子どもはスリか人身売買されるという最悪のスラム街生まれ。生きるためには何でもした、と本人談。その中で魔法の才能を見出だしてくれた、連れ出してくれたマグゴナガルには感謝している
・そこで培った経験が活かされているため、魔法は杖先だけではなく、健全な肉体から成るという持論を持つ。
・チャーリーとは在学中から今なお両想い状態。だがシャルが過去の記憶からどうしても踏み込めておらず、遠慮している。のを含めてチャーリーは分かっているので、気長に待っている。\よっ、チャーリー先輩男前っ!/ただ、チャーリーを怒らせると怖い。お仕置される。一日中啼かされる。
・基本的な性格はあっけらかんとしている、なるべく公平公正。口出しするところは口出しするが、マグゴナガルよりは柔軟。
・童顔、細身、貧乳。背丈はそこそこ高い。杢グレーのフード付ロングカーディガンに白Vネックシャツ(ニット、スウェットとバリエーション豊富)、黒のテーパードパンツが標準装備。靴は色々。ホグワーツが休暇中はスカートを履いていたりする。

「シャルロッテ、よくぞ戻ってくれました…!」
「ーー先生、貴女のためなら。」

怒声と血の臭いと喘ぎーー。
机に腰かけて薬を温くなったコーヒーで飲み干してしまうと、米神を揉んでいた指を外して、ドアの入り口付近に目を移す。
「…ノックも無く入ってくるのはマナー違反だと思うけど?」
「やっぱり君にはバレるな。」
「ルーマニアに帰るんじゃなかった?」
「帰る前に一目会おうと思ってね。」
「ご心配なく。ただの頭痛薬だから。」
「それにしても、あなたの家の四男とと五男の元気なこと。ーー良い弟たちね。」
「そうだろう?」
「後は真面目に授業を聞いてくれると言うことないんだけど。」

「脱狼薬じゃない、解狼薬よ。」
「ただし、噛まれてから48時間以内に飲めば、の話だけど。」
「論文はまだ魔法省に出したばかりだけど、程なく承認されると思う。」
「ちゃーんと試験済みだから。」
「ーー私が、いつまでもあのわんわんに遅れをとるとお思い?」

カシュ、と缶を開けて氷の入ったタンブラーにごぼごぼと注いでいく。それに口をつけながら、杖を振ると大鍋に水がたぷんと充ちる。それを火にかけてから、フライパンにオリーブオイルとにんにくの欠片を落とす。こちらにも火をかけながら混ぜて、オオイカから貰った足の一部に、ホタテと殻を剥いたエビを
そして彩りに水菜を加えてさっと火を通す。茹でたパスタを
「美味しそうな匂いがするな。」
「…だから、ノックをしてとあれほど。」
「おっ、シーフードパスタか。」
ドアに近づいたチャーリーは、コンコン、と二回ノックをして、にっこりと笑った。
「食べる前にシャワー浴びてきてよ。」
「はいはい。」

杖を一振りして空からプレゼントを次々と出すと、それは彼らの隣に静かに現れる。メリークリスマス、無音声で呟いてソファにかけてあったチェスターコーとを手にとって広間を後にする。
「早いね。」
「起こした?」
いいや、と首を振って
「魔法省に呼ばれててね。今日の口述審査通るとやっと正式に解狼薬が認められるから。またしばらくはバタバタするかも。」
「忙しいな、君も。」
「あ、ビルまで。」
「んーーーぅ、ビルーー……。」
フラーが
「ビル、立会証人になってくれるよな?」
「…チャーリー?」
「シャルロッテ・シモンズ嬢。僕と結婚していただけますか。」
必ず、君を倖せにすると誓いましょう、
するり、と
「こんなの、いつ…。」
「君の研究室にお邪魔したときにサイズを計らせてもらって、ね。」
「…何と言うか…あなたって、本当に物好き。」
「そうそう。物好きだからさ、大切なものが傍にないと不安になるんだよ。」
「ええ?可愛いドラゴンたちが傍にいるじゃない。」
「あの子たちはあの子たちだ。」
「じゃあーー」
「シャルロッテ、逃げなかったのは君だ。」
分かってるんだろ?と
ぐ、と
「…よし、二人とも。俺が立会証人になかったからな。本当におめでとう。」

「これを飲めば、満月の日でもヒトのままで…ごほっ、」
「おいおい、大丈夫か?シャル。」
「風邪か?」
「大丈夫、ごめん、」
「ヒトのままで、いられます。身体は寒気とかでムズムズするかもしれませんけど。」
「来月には魔法省から正式に発表されると思います。ルーピン先生への誕生日プレゼントです。」
「シャル…僕は君に酷いことを言った。許されないことを、」
「やだ、先生まだ気にされてたんですか!」
「何故ここまでしてくれるんだ?」
「…貴女が受けた恩を、今度は誰かに返しなさい。そう、私の恩人に教わったからです。それに、ドーラは友人ですし。ルーピン先生も、友人の奥さんが困っていたら助けたでしょう?それと同じことです。」

「パパのお腹の上に乗ってるのは誰かな〜?」
「おはよう、ニーナ。」
「パパ、おねぼうさん!」

「ニーナ、ありがとう。」
「おはよう、シャル。」
「おはよう、チャーリー。」
頬に唇を寄せると、くすぐったそうに
「ほら、朝御飯にするから顔を洗ってきて。」

「ハリー、セドリック・ディゴリー。着いてきなさい。これを被ってね。」
「ハグリットも来てたのね。」
「おお!シャルロッテ!お前さんもドラゴンを見に来たんか!」
肩を竦めてみせると、
「これはこれは!ミス・シモンズ。噂は聞いていますよ。」
「うちにも是非来て頂きたいーー講師として一度いかがですかな?」
「若輩者なので、恐れ多いです。」
「シャル!」
「チャーリー。」
「久し振り。」
「ええ。さすがの迫力ね。」

「怒ってる。」
「ご機嫌斜めなんだ。眠らせて連れてきたんだけと、ご覧の様さ。」

「3日間、会いに来てくれたらもっと頑張れるんだけどな。」
「…ばかじゃないの。」

「いずれ、フラー・デラクールとビクトール・クラムにも伝わるでしょう。うちの生徒二人が知らないというのは不公平だもの。」

「ドーラ、久し振り。」
「シャルーー!」
「シモンズ先生と知り合いなんですか?」
「同級生なのよ!あたしよりずっと成績良かったんだ!12ふくろうで、首席なんだから!」
「ねえぇ、シャル、やっぱり闇払いに、」
「なれません。」
「取りつく島もない!」
「闇払いも魔法省とか数多の就職先を蹴ったんだからこの人!」
「俺なんて、同じ寮なのに卒業式の日まで教えてもらえなかったんだから。」

「で、君はどこに就職するんだ?」
「…秘密。」
「おいおい、そんなにヤバイところに就職するのか?」
「うーん、どうだろう。」
「卒業式の日に答え合わせしよっか。」

「迷ってる?」
「ああ…。」
「イギリスのナショナルチームか、ドラゴンキーパーか…。」
「………どっちを選んでも、チャーリーなら正解に出来ると思うけど。」

「個人的なことを言うと、あなたの飛ぶ姿を見るのは楽しいから、それが両方の選択肢に入ってて嬉しい。」

「…!?まさか移動キーになっているの!?」
「ハリー!!!セドリック!!!」
「アバダ・ケダブラ!!」
「プロテゴ・!!」
二人とも私に掴まりなさい、と
「」「」「」「」「」「」「」

「シャルはさあ、チャーリーと結婚しないの?」
「どうかしら。」
「…チャーリーはずっとシャルのこと、大切に想ってると思うけど。」

学生の頃から、綺麗に食べるなあと感心したものだ。
「…食べる?」
視線に気付いたシャルが、僕にフォークで綺麗にカットしたケーキを向ける。僕が食べたいと思ったらしい。
「いや、あー…。」
「食べないの?」
少し首を傾ける仕草が暴力的なまでに可愛い。(本人は無意識なんだろうけど。)
「い、頂くよ。」
口を開くと、するりとフォークが滑り込んできて離れていく。甘くて、美味しい。咀嚼して飲み込むと、彼女が綺麗に微笑むものだから。
「チャーリー、耳が赤いぞ。」
「うるさいな、ビル。」
ビルとのやり取りで合点がいったのか、紅茶を飲んでいたシャルが喋った。
「…ああ、ごめん。ついクセで。」

「「シモンズ!」」
「“先生”はどこに消えたのかしら?ウィーズリーズ。」
「だってもう僕ら」
「ホグワーツの生徒じゃないぜ?」
「教え子には代わり無いと思うけど?」

ーーぽた、
「シモンズ先生!!血が…!!」
「呪い返しか。」
「優秀な生徒がいたみたいだな、シャルロッテ。」
杖を二振りすると、杖先から現れた光が円を描いた後、呪文を書いて地面に溶け込んでいった。
「呪い返しの倍返し。」
「おっかねえ。」

「…好きなんです、先生のことが。」
「………私を好きだと言ってくれてありがとう。でも、ごめんなさい。」
「付き合ってる人がいるんですか。」
「……いいえ。」
「それじゃあ、」
「学生の頃から、憧れている人がいるの。」
「私に無いものを持っている人で…その人が…ずっと幸せであれば良いと思ってる。」
「誰だか、名前を聞いても?」
首を緩く首を振った先生は、変わらず緩く笑む。
「先生の幸せは何ですか。」
「僕は先生に幸せになって欲しい。出来ればその役目は僕がしたいけど…出来ないなら…、別の誰かでも構わないから、」
「セドリック…ありがとう。そう言ってもらえるだけで、私は充分幸せ者だわ。」

「『例のあの人』に子どもがいるかもって話、知ってる?」
「ああ…噂では、ね。」
「それがね!あの、ベラ叔母さんとらしいの!」
「…あの人、結婚して旦那さんいなかった?」
「そこ!?そこなの!?」
「あの人の子どもだよ?」
「あの人とはまた別人だと思ってるから。ただ…レストレンジ家にいるなら、そうなるかもね。」
「御戸代にならなければいいんだけど…。」
「そんな、…。」
「ママ、いなくなっちゃうの?」
「いなくならないよ。ニーナと一緒。」

「…まま、」
「おいで、ニーナ。」
「起きちゃったか?」
「ドラコンのパジャマじゃないか!」「イカしてるぜ!」
「どこかのチャーリーさんが、四種類も作ってね。」
「良いセンスしてるじゃないか。」
「一日置きで着せるの。」
「可愛いなあ。」
「…あなたのセンスは褒めてないんだけど?」

「何度も言うけど、うちはチャーリーがチャーリーだから成り立ってる家庭だからね?」
「チャーリーじゃなかったら成り立ってないし、まず私が結婚してない。」

「他の女性に気がある素振りを見たら?別に何も。」
「だって、あんたにそんなことしたら『ああ、いいよ』って言って静かに引いていくでしょ!知ってんだからね!」
「…否定はできない。」

「ダンブルドア先生に呼ばれたとき、」
「ホグワーツは、卒業したばかりの生徒をそのまま講師に迎えたりはしない。必ずどこかで過ごしてから、迎えてる。」
「その慣習を破ってまで、私を迎え入れた理由ーー。」
「闇の勢力への、対抗力。」
by ***

「まま!ちゅーして!」
「はいはい。」
「ぱぱも!」

?あなたは当たり前のように笑って

「ニーナ!気持ちいいでしょ!」
きゃあきゃあと笑う友人の子どもは今年二歳になった。小さな手を私に向けて
「ニーナ、余り暴れないで。落ちちゃう。」

「テディは先生に任せてきたの?」
「そ!たまにはねー!ちっちゃいお兄ちゃん連中もいるし、テディも喜ぶかなって。」

「…論文を二、三本駄目にしたって聞いたんだけど、」
「私は些細な論文より、大切な友人に関する薬学を取るの。知ってた?」
「私の書く論文なんてものは、いつかは誰かが辿り着く程度のものよ。」

「女の子も可愛いよねえ。」
「二人目は考えてるの?」
「うーん、欲しいけどなあ…。シャルは?」
「ニーナ1人でも寂しい思いさせてるから、今のところは無いかな。」
「いるよ?」
「え?」
「へ?」
「ニャーちゃんのお腹にいるよ?にーなわかるもん!」
「ねえ、まま、にーなもほしい…。」
「ですって、お母さん。」
「……パパと要相談。」

「シャルさあ、生徒にちょっかいかけられてるでしょ?」
「あれはちょっかいの部類?」
「指輪してるのに言い寄ってくるのは何でかしら?」
「未亡人って思われてるらしいよ。」
「ええ?」
「だって、シャル。ホグワーツでは旧姓使ってるんでしょ?」
「ええ。…籍は入れてるからね?」
「入れてなかったら、あたしはチャーリーを怒るわ。」

「どうしてチャーリーと結婚したかって?」
「ちょっと気になってねっ。だってシャル、結婚する気はないって言い切ってたでしょ。」
「ーー…この人になら、裏切られても構わないなって思ったから。」
「私の行動原理って基本的にマイナススタートだから、」
「私の愛情表現はどこまで“許せるか”なんだよね。」

「だめ、ニーナ!」
「我が娘ながら、ドラゴンキーパーになるなら、凄腕のドラゴンキーパーになるだろうなあ…。」
「…あなたの子どもらしいわ。」
「知ってるか?君の子どもでもあるんだぜ。」

『チャーリーへ
素敵なクリスマスプレゼントをありがとう。早速つけてみて、色味が合うなあ、と思っていたら、案の定色味がぴったりですね、と褒められたので報告しておきます、悔しいけど。あなた、ドラゴンキーパーの他にメイクアップアーティストもしているの?
冗談はさておき、私が贈ったプレゼントも気に入ってもらえると良いんだけど…。私は、あなたほどセンスが良くないので毎年毎年頭を悩ませています。あなたの弟たち(双子ちゃんのことね)が、「便器を贈ろうか」と言っていたのを聞いたので、その内届くかもしれません。ふくろうが可哀想でしょうとは言いましたが、さて。それでは、お変わりなく。』

『シャルへ
やあ、元気か?こちらこそ可愛らしいクリスマスプレゼントをありがとう。チャイニーズ・ファイヤーボール種のキーホルダーはお守りも兼ねて鞄に付けさせてもらったよ。気になるのか、同僚たちが触っていたな。
気に入ってくれたみたいで良かったよ。きっと君に似合うだろうと思って買ったんだ。センスが良くないって?そんなはずないよ。毎年、魔法生物の書籍も送ってくれて本当にありがとう。』

『チャーリーへ
今年入学したポッターが、クイディッチのシーカーに選ばれたわ。マグゴナガル先生、よっぽど去年の最終試合が悔しかったのね。あなたに、その時の先生の様子を是非見て欲しかった。いつも冷静な先生が、拳を握り締めて、規則まで特例で曲げて、熱弁する姿を。書いていて、あなたが初めてシーカーに選ばれた日のことをふと思い出したけど、もう随分前の事のよう、懐かしい。』
by ***

?ステラ
・ピアーズ・ニヴァンス落ちになるといなあ…。(※ピアーズ生存ルート)
・10代に見える実年齢24歳。
・20歳前で肉体の老化がストップしている。
・色んなウイルスに抵抗を持つよう体内に組み込まれた。人工子宮で生成された、世界初の子ども。16年間監禁され続け、異常な回復力・生命力を保有することから、凄惨な人体実験を繰り返された。
・仕事途中のエイダに助けられてから、外の世界に。一年間、エイダに生きる術を教えてもらった。(と言ってもぶっつけ実戦がほぼ。)
・毒素は全て分解する体質なので幾らお酒を飲んでも酔わない。
・レオンたちには比較的好意的だが、基本的に政府関係者高官には冷徹。世界?どうなろうと知ったっこっちゃない。頼み事があるなら、16年間同じ人体実験に耐えられたら聞いてあげる、とも。


「生きたまま目をくりぬかれて、鼻を削がれて、喉を突かれて、指を落とされて、手足を切り落とされて、内臓を引きずり出されてみたら分かるよ。」

「アルコールで酔えなくなっても、命に比べればマシだよね?」

「化物が人間のフリしてるのって、見てて楽しい?」
「なっ、」
「瞳を見たら分かるよ。素直だね、お兄さん。」

ナイフをずぶりと手首に突き立てた。血が溢れ出るけど、少しすると傷口は何も無かったのように修復されてしまった。
「治るんだから、仕方ないんだよね。」
切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても、切っても絶対に治ってしまう。
by ***

?あなたは当たり前のように笑って

「ニーナ!気持ちいいでしょ!」
きゃあきゃあと笑う友人の子どもは今年二歳になった。小さな手を私に向けて
「ニーナ、余り暴れないで。落ちちゃう。」

「テディは先生に任せてきたの?」
「そ!たまにはねー!ちっちゃいお兄ちゃん連中もいるし、テディも喜ぶかなって。」

「…論文を二、三本駄目にしたって聞いたんだけど、」
「私は些細な論文より、大切な友人に関する薬学を取るの。知ってた?」
「私の書く論文なんてものは、いつかは誰かが辿り着く程度のものよ。」

「女の子も可愛いよねえ。」
「二人目は考えてるの?」
「うーん、欲しいけどなあ…。シャルは?」
「ニーナ1人でも寂しい思いさせてるから、今のところは無いかな。」
「いるよ?」
「え?」
「へ?」
「ニャーちゃんのお腹にいるよ?にーなわかるもん!」
「ねえ、まま、にーなもほしい…。」
「ですって、お母さん。」
「……パパと要相談。」

「シャルさあ、生徒にちょっかいかけられてるでしょ?」
「あれはちょっかいの部類?」
「指輪してるのに言い寄ってくるのは何でかしら?」
「未亡人って思われてるらしいよ。」
「ええ?」
「だって、シャル。ホグワーツでは旧姓使ってるんでしょ?」
「ええ。…籍は入れてるからね?」
「入れてなかったら、あたしはチャーリーを怒るわ。」

「どうしてチャーリーと結婚したかって?」
「ちょっと気になってねっ。だってシャル、」
「揺らいだことなんて一度もないもの。」
by ***

?「愛してる」が僕の心を狂わせた

「ハァイ、チャーリー。」
「ハイ、調子はどうだい?」

「…チャーリー?」
「ああ、おはよう。」
「何の本を読んでたんだ?」
「『魔の歴史〜血と憎悪と宿命〜』…。」
「今日はクイディッチの練習じゃなかったの?」

?花の降る午後

ふと上を見上げると、見知った顔が
「シャル!」
名前を呼ぶと、
「君もおいでよ!」
そう声をかけると彼女は僕から目を外して、
ぶわり、と
「綺麗!」
花びらの中、うっすらと開いた目に映ったのは、
次に目を開いた時には、彼女の姿はそこになかった。

?君のとなりには彼がいた

?
「エイダ、レオンありがとう。助かりました。」

?

?
by ***

?

「9と4/3番線…。」
受け取った招待状には間違いなく、そう記されていた。イギリス、キングス・クロス駅構内。私は三十分ほど前からあちらこちらを見回してはカートを押しながらうろうろしている。外国を訪れるのさえ初めてで、ましてや電車なんてちんぷんかんぷん。渡された案内図と見比べながらようやくここまでは来れたのだけど。
「フレッド、ジョージ!忘れ物はない?ハンカチはちゃんと持った?」
「ママ!それ4回目だぜ?」
「僕らのポケットがハンカチだらけになっちゃうよ!」
服装から見るに、どうやらあの子た私と同じ学校に行くようだ。
「あら、それはごめんなさい。」
「あの、お話し中にすみません。」
「あら、あなたも新入生?」
「は、はい…。9と4/3番線の行き方が分からなくて。教えていただけませんか?」
にっこり笑ったお母さんは、あなたたち、と二人に視線を移した。
「オッケー。じゃあ僕が先に行くよ。」
「え…?」
悪戯っぽく笑った片方の子が、私に一つウインクを飛ばしてLook、と言った。その子はカートを押して、そのまま壁にすうっと吸い込まれてしまった。
「え、え?か、壁に、」
驚きのあまりに思わず固まってしまった私の肩をとんとん、と叩かれて、振り向くと、もう一人の子が相も変わらずな“壁”を指差した。まるで行きなさいと言わんばかりに。
「私?」
自分に指を向けると、こくんと頷いて楽しそうに男の子ははにかんだ。そうしている間にも、同じ年頃の子がすいすいと吸い込まれていく。
「怖がらずにね。思い切りが大切よ!」お母さんが私の背中に手を当てて、ごくり、と喉が鳴る。
「行ってみます。教えてくださってありがとうございました。」
頭を下げて、壁に向く。深呼吸を一つ。ええい、ままよ!

「…あれ?」
目を開いてみると、そこにはーー。蒸気を吐いている機関車と、私と同じ制服を着た人たちばかりでごった返していた。何だか狐に包まれたような感覚。これも、きっと魔法なんだろうな…。
「通れただろ?」
ぼうっとしていたところに声をかけられて、肩が震えた。
「おーい、ジョージ!こっちだ!」
先に通っていた男の子が開けた窓から身を乗り出してこちらに手を振っている。
「今行く!君もおいでよ。」
「え、えっ?」
あれよあれよと言う間に
「あ、ええと…ここへの行き方を教えてくれてありがとう。」
「僕はフレッド・ウィーズリー。で、」
「ジョージ・ウィーズリーだよ。よろしく。」
「双子?」
Right!と二人の音が重なる。
「三上理瀬です。」
「ミカミが名前?」
あっ、と声に出た。ここは日本じゃない。ファーストネームがまず来るんだった。
「ごめんなさい、反対だった。リセ・ミカミ。リセが名前。」
「リセ、リセね…よし、覚えた!」
「リセは東洋人?」
「うん、日本人。」
「わーお、パパがいたら飛び上がって喜ぶだろうな!」
「いやいや感極まって泣くかもしれないぜ!」
「?」
「パパはマグルに関するものが大好きでね。」
「Muggle…?」
マグゴナガル先生がそういった言葉を使っていたような気がする。確か…魔法を使わない、人間?だったかな。二人は顔を見合わせて、ジョージが口を開いた。
「リセ、君の両親はマグル…えーと、魔法使いではないんだね?」
「うん、普通の人…だと思う。」
お母さんは分からないけど、お父さんは少なくともマ、Muggle?かな、と答えると二人が不思議そうな顔をする。
「「分からない?」」
「私が幼い頃に亡くなってるから、お母さん。でもお父さんは何も言ってなかったから、多分魔法使いではないと思う。」
二人は顔を見合わせて、にやっと笑った。
「よし!俺たちが色々と教えてさしあげようではないか!な、兄弟!」
「それはいい考えだ、相棒!」


「なるほど。寮は全部で4つ…。」
グリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルパフ、スリザリン、と読み上げながら指折り4つ数えると、Good!とフレッドが親指を立てる。
「二人は入りたい寮があるの?」
「「もちろんグリフィンドールさ!」」
ガラッと
「フレッド、ジョージ!ここにいたのか。」
「やあ、パーシー。」
「ご機嫌いかがかな?我らが兄上。」

「弟たちがお世話になっているようだね。」
「リセ・ミカミです。よろしくお願いします。」
立ち上がって

「リセ・ミカミ!」
マグゴナガル先生に名前を呼ばれて、壇上に上る。
『Huum…これは、また…。』

『勇気があり、正義感もある。勤勉であり、かつ協調性も持ち合わせている。思慮深い一面や…知恵が回る部分も併せ持つのだね。いやはや、どこの寮が良いかな?』

『なるほど。では、レイブンクローとスリザリンは候補から外そう。』

『とくれば、グリフィンドールかハッフルパフだね。ふむ…。』
どちらが向いているんでしょうか、と
『どちらにも非常に適正がある。一つの寮に確定するのが勿体ないほどにね。』

『ハッフルパァァァフ!!!』
by ***

三上  理瀬(ミカミ リセ)
・東洋人の顔立ち、黒髪黒目
・ハッフルパフ
・ハリーたちより2学年上
・ジョージ落ち(※フレッド生存)
・セドリックと共に監督生を勤める
・冷静、思慮深い、真面目、努力家、年下相手には面倒見もよい、怒らせてはいけない人
・何故か要所要所で事件に巻き込まれるので、「お子さまたちの引率」「先生」と揶揄されることも
・「猫っぽい」としばしば言われる
・父子家庭。母は幼い頃に亡くなった。父母共に非魔法族(マグル)。…と聞かされていたが、実はレギュラス・ブラックとハッフルパフの佐倉 絢子の一人娘。絢子は理瀬を産んだ後に自殺。(レギュラスの妻として、裏切者と見なされたため)レギュラスが親友であり、義弟でもある秀に理瀬を渡した。育てたのは絢子の弟、ハッフルパフの三上 秀。
ヴォルデモートに見つからないようにするため、名字を変え、また理瀬の魔力を抑えるため、自分の魔力ごと封印しているので、秀もマグルになっている。
・卒業後は2年ほど姿をくらませた
・動物に懐かれやすい体質


「私は一人っ子だから、ジョージたちが羨ましい。素敵な兄弟とこんなに可愛い妹に囲まれてるんだから。」
「わ、私はっ!リセを本当のお姉さんのように思ってるわ!」
「あら、ありがとう。」
「いや、本当にリセが姉になるかもしれないよ、ジニー?」
「ジョージにかかってるな。」
「頑張れよ、相棒!」

「……いい匂い……。」
膝の上に
「リセ、リセ。」
「……?」
「キスして欲しいな。」
とろりとした蜂蜜色の瞳と視線が絡む。首を傾けて少し体を動かしただけで、それは呆気なく重なった。
「……ん、ん…」
またぐずぐずと首もとに擦りつくとよしよしと頭を撫でられて落ち着く。
「So cute,Sweetie。」

「アリア、サンタさんへ手紙は書いたかい?」
「うん!」
「リセ。」
「なあに?」
「アリアからクリスマスマスプレゼント、お願いされたんだけどさ。」
「うん……うん!?」
『おとうとといもうとがほしいです』
「どちらかは来年のクリスマスには間に合いそうかな?」
「……ばか」

「美味しそうに食べるなあと思ってね。」

きっと、今一人で泣いているんじゃないか。
「…リセ、」
君は、今どこにいるんだ?

生まれて来なきゃ良かった、なんて口が裂けても言えない。実の両親が、父に託して守ってくれた生命。それでも、それでも。
大粒の涙が頬を伝ってぼたぼたと落ちていく。
「………きえてしまいたい……」
「駄目だ。そんなことは許さない」
「君を幸せにする。愛してる、リセ。」
だからずっと側にいてくれ、離れないで、と

「リセ、顔色が悪いぞ?」
「フレッド…、ジョージ、いる?」
「呼んでくる。」
「俺が店番するから、行ってこいよ相棒」
「リセ、どうし…顔色が悪いな」

「眠るまで側にいるよ」
by ***

友達の好きな人がね、
ほっぺに両手を当てて、「俺だけ見てればいいの」

「持論なんだけど…、一番綺麗な顔って何かに集中してるときの顔だと思ってんの。」
「だからさあイキたいって顔してる汐里、すげー可愛い」

「何でアンタなんかが、大伍兄ちゃんの奥さんなの!!私は絶対に認めないから!!」
「ちょっと、知夏!」

「ごめんな、従妹が。」
「うん?ああ…うん。」

「妬きもち…妬いたことないから、分かんなくて。どんな感じなのかなって…。」

「妬きもち……大伍も妬くの?」
下心があって尋ねてるんじゃなくて、本当に純粋に尋ねてるんだろうなって目で分かった。
「昔付き合ってた元カノが知らない男といたら、『アイツ誰?』くらいは聞いてたかな。」
「それは妬きもち?」
「微妙なところかも。まあ妬きもちっちゃ妬きもちかな。」

「付き合ったの大伍だけだし…よく分かんない…。」

「結婚したから、まあ色々と心配せずには済むかなって感じ。」
「そうなの?でも、私仕事くらいしか男の人と話さないよ?」
「汐里は気付かないから。」
「そうなの…?」
分からない、と珍しく眉を下げた奥さんの頬に口づける。
「まあ、いいんじゃない。変なのは俺が追っ払うし。」


「で?汐里にこんなに酒飲ませたの、誰?」

「…ん…、だいご〜…。」
「結構飲んだ?」
する、と首に腕が回ってきたから、背中に左腕を回して支えてやる。
いつもはツンとしている眦が緩んでうさぎみたいな目になっていて。
「…だいご、おこってる?」
「怒ってないよ。」
優しく言ってやると、嬉しそうに笑ってすりすりと猫みたいに擦り寄ってくる。
「へへ〜…。」
すん、と匂うとわりと匂うアルコール臭。
「結構飲んだ?」
「ううん…?三、くらい…。」
「結構飲んでんじゃん。」
汐里はあまり酒は強くない。(見た目的にはガブガブ飲んでそうって何度も言われたことあるって本人が昔喋ってた。)


2015/12/08(Tue) 18:33

by ***



“寂しい”とは言わない。

「大伍…アンタ、あの子を信用し過ぎよ。あの子、私たちにも、アンタにもすごく気を使ってるじゃないの。あんなに気を使ってたら、倒れちゃうわよ。」


△▼△


人の顔色を伺うことには、慣れている方だと思う。

とても自慢出来ることではないけれど。

叔母夫婦に引き取られてからは、


これをしたいという欲があるわけでもない。

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

「どうしたの?」

「…ママがいなくなっちゃった…。」

「泣かないんだね。強い子だ。迷子の呼び掛けしてもらおっか。じゃあすぐにお母さんも来てくれるよ。」

きっとお母さんも君に会いたがってる、と言うと、唇を噛み締めて男の子が頷いた。

「…というわけなんです、よろしくお願いします。」

「分かりました。僕、すぐにお母さん来てくれるからね。ここで待ってような。」

ぎゅっとロングカーディガンの裾を握られた。

「お姉ちゃんと一緒に待つ?」

お姉ちゃんなんて歳じゃないのにな、と内心苦笑しながら、

「ユウキ!!」

「ママ!!」

「どこにいたの…、心配したのよ!」

ごめんなさい、とわんわんと泣く

「すみません、ご迷惑をお掛けしてしまって…。」

「いえいえ、お母さんと会えて良かったね。もう勝手に離れちゃダメだよ。」

遠くに去っていく小さな背中はすぐに見えなくなってしまって。

子どもが迷子になると、親が迎えに来てくれる。

じゃあ、大人が迷子になったら?

そこまで考えて、自嘲の笑みを浮かべた。


ーーいつまで、囚われてるんだか。

「…馬鹿みたい。」



「(人1)!」

「…大伍?」

何でここに、と尋ねるより早く、大伍が私の腕を掴んだ。
ぐっと引き寄せられて、私の鼻が大伍の胸板とぶつかった。
痛いよと言う前に、

「ごめんな。」

抱き締められて、目頭が熱くなった。

ーーきっと、たぶん、誰のせいでもなくて。

それでも、

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

『ひとりぼっちにならないで。
そこにいないで
手を伸ばしてくれるならしっかり掴むから
泣いてくれるならしっかり受け止めるから。

お願いだから出てきて。
そんなところにいないで。

少しでもいい
あの人が心の底から笑えるような環境を作ってあげたい。

どこへでも迎えに行くから。 どこへでも助けに行くから。 お願いだからそんな所に居ないで 出てきて一緒に笑ってよ』

『行かないでほしい。
どこにも行かないで
ここにいて。

遠くに行かないで

全部噛み砕いた。

ずっと一緒だと信じてた
一緒にいてはいけない?
幸せな未来を思い浮かべてはいけないの?
大好きだともう伝えられなくなる場所にフジも行っちゃうの?
神様が連れて行っちゃうの?

どうして大切なものを失ってばかり 失いそうになってばかりいるの

好きで大好きで
それだけで生きていくっていけないこと?』

***
札幌に移り住んだばかりの頃は、夢主の性格的に凄く気を使ってそうだなあと思って。

新しい土地+夫の実家住みっていうダブルコンボ。(そのうち一軒家をたててそちらで生活するようになりますが。)

夢主は顔色を伺う生活をしていた期間が長いので、ほぼ無意識に神経をすり減らしてる分、内面が暗めになりがちです。

過去と今の感情を行ったり来たり。多分それと一生付き合って、向き合っていくんだと思います。
何せ夢主にとって根深いので。ただ、歳をとるに連れ、より幸せな日々を送っている予定です。(私の脳内では。)

個人的には、夢主の家族が存命だとしたら、大伍さんと結婚することはなかっただろうなーと思っています。
彼女はきっと美容師ではなく別の職業についていたと思うし、県外の大学に進学してそこで就職していたかもしれません。
どこかでサッカーに関心を持ったとしても、交遊関係に発展するまでは至らないでしょう。

人の縁って浅くなったり深くなったり、不思議で時々残酷だなあ。
2015/12/08(Tue) 18:33


「はい、西です。」

「アンタが、(人1)さんかね?」

しゃがれた声が、耳に飛び込んできた。

「絶対許さないから。」

呪いのような言葉が、針となって心を刺す。

その音は私の鼓膜に染み付いて、離れなず、何度も、何度も、反芻する。

手に持っていた受話器がするりと取られた。
そこでようやく、止まっていた時が動き始めた。
見上げると、大伍の姿。

「もしもし、どちら様ですか?…俺だけど。何、急に。…あのさ、何べんも言ってるよね。俺は俺が大切にしてる人と結婚したって。」

「そんなに俺が幸せになることが許せないの?(人1)に当たるのは筋違いだろ。恨むなら、俺を恨めよ。」


「ごめん、怖かったな?」

「」「」「」「」「」「」「」「」



■きみという名の幸福
■朝はいつだってすこし寂しい
■きみは僕に愛されるべきなのです
■このからだは至上の愛を知ってい る
■夢の続きは現実で
■意地悪なきみが好き
■あとは2人で溺れるだけ
■目を閉じるからキスをして
■見えない愛だから確かめさせて
■泣きたくなるのは幸せだから
■おはよう、今日も愛してる
■今も変わらないのはきみを愛して るってことだけ
■これでも僕はずっと前からきみに 一途なのだけれど
■きみが触れれば熱が咲く
■あなたの夜はあたたかい
■微笑みは蜜を秘めて
■ぼくのために生きてくれたらいい
■この腕の中でだけかわいくなって
■ひとりの夜は怖くない、けれどあ なたのいない朝が怖い
■何度だってきみに恋をする
■口説き文句はシンプルに
■、それ以上の幸福がありましょうか
?言葉にできない愛もある
?肺のなかは愛でいっぱい


2015/11/12(Thu) 11:49

by ***

友達の好きな人がね、
ほっぺに両手を当てて、「俺だけ見てればいいの」

「持論なんだけど…、一番綺麗な顔って何かに集中してるときの顔だと思ってんの。」
「だからさあイキたいって顔してる汐里、すげー可愛い」

「何でアンタなんかが、大伍兄ちゃんの奥さんなの!!私は絶対に認めないから!!」
「ちょっと、知夏!」

「ごめんな、従妹が。」
「うん?ああ…うん。」

「妬きもち…妬いたことないから、分かんなくて。どんな感じなのかなって…。」

「妬きもち……大伍も妬くの?」
下心があって尋ねてるんじゃなくて、本当に純粋に尋ねてるんだろうなって目で分かった。
「昔付き合ってた元カノが知らない男といたら、『アイツ誰?』くらいは聞いてたかな。」
「それは妬きもち?」
「微妙なところかも。まあ妬きもちっちゃ妬きもちかな。」

「付き合ったの大伍だけだし…よく分かんない…。」

「結婚したから、まあ色々と心配せずには済むかなって感じ。」
「そうなの?でも、私仕事くらいしか男の人と話さないよ?」
「汐里は気付かないから。」
「そうなの…?」
分からない、と珍しく眉を下げた奥さんの頬に口づける。
「まあ、いいんじゃない。変なのは俺が追っ払うし。」


「で?汐里にこんなに酒飲ませたの、誰?」

「…ん…、だいご〜…。」
「結構飲んだ?」
する、と首に腕が回ってきたから、背中に左腕を回して支えてやる。
いつもはツンとしている眦が緩んでうさぎみたいな目になっていて。
「…だいご、おこってる?」
「怒ってないよ。」
優しく言ってやると、嬉しそうに笑ってすりすりと猫みたいに擦り寄ってくる。
「へへ〜…。」
すん、と匂うとわりと匂うアルコール臭。
「結構飲んだ?」
「ううん…?三、くらい…。」
「結構飲んでんじゃん。」
汐里はあまり酒は強くない。(見た目的にはガブガブ飲んでそうって何度も言われたことあるって本人が昔喋ってた。)


2015/12/08(Tue) 18:33

by ***



“寂しい”とは言わない。

「大伍…アンタ、あの子を信用し過ぎよ。あの子、私たちにも、アンタにもすごく気を使ってるじゃないの。あんなに気を使ってたら、倒れちゃうわよ。」


△▼△


人の顔色を伺うことには、慣れている方だと思う。

とても自慢出来ることではないけれど。

叔母夫婦に引き取られてからは、


これをしたいという欲があるわけでもない。

「どうしたの?」

「…ママがいなくなっちゃった…。」

「泣かないんだね。強い子だ。迷子の呼び掛けしてもらおっか。じゃあすぐにお母さんも来てくれるよ。」

きっとお母さんも君に会いたがってる、と言うと、唇を噛み締めて男の子が頷いた。

「…というわけなんです、よろしくお願いします。」

「分かりました。僕、すぐにお母さん来てくれるからね。ここで待ってような。」

ぎゅっとロングカーディガンの裾を握られた。

「お姉ちゃんと一緒に待つ?」

お姉ちゃんなんて歳じゃないのにな、と内心苦笑しながら、

「ユウキ!!」

「ママ!!」

「どこにいたの…、心配したのよ!」

ごめんなさい、とわんわんと泣く

「すみません、ご迷惑をお掛けしてしまって…。」

「いえいえ、お母さんと会えて良かったね。もう勝手に離れちゃダメだよ。」

遠くに去っていく小さな背中はすぐに見えなくなってしまって。

子どもが迷子になると、親が迎えに来てくれる。

じゃあ、大人が迷子になったら?

そこまで考えて、自嘲の笑みを浮かべた。


ーーいつまで、囚われてるんだか。

「…馬鹿みたい。」



「(人1)!」

「…大伍?」

何でここに、と尋ねるより早く、大伍が私の腕を掴んだ。
ぐっと引き寄せられて、私の鼻が大伍の胸板とぶつかった。
痛いよと言う前に、

「ごめんな。」

抱き締められて、目頭が熱くなった。

ーーきっと、たぶん、誰のせいでもなくて。

それでも、

『ひとりぼっちにならないで。
そこにいないで
手を伸ばしてくれるならしっかり掴むから
泣いてくれるならしっかり受け止めるから。

お願いだから出てきて。
そんなところにいないで。

少しでもいい
あの人が心の底から笑えるような環境を作ってあげたい。

どこへでも迎えに行くから。 どこへでも助けに行くから。 お願いだからそんな所に居ないで 出てきて一緒に笑ってよ』

『行かないでほしい。
どこにも行かないで
ここにいて。

遠くに行かないで

全部噛み砕いた。

ずっと一緒だと信じてた
一緒にいてはいけない?
幸せな未来を思い浮かべてはいけないの?
大好きだともう伝えられなくなる場所にフジも行っちゃうの?
神様が連れて行っちゃうの?

どうして大切なものを失ってばかり 失いそうになってばかりいるの

好きで大好きで
それだけで生きていくっていけないこと?』

***
札幌に移り住んだばかりの頃は、夢主の性格的に凄く気を使ってそうだなあと思って。

新しい土地+夫の実家住みっていうダブルコンボ。(そのうち一軒家をたててそちらで生活するようになりますが。)

夢主は顔色を伺う生活をしていた期間が長いので、ほぼ無意識に神経をすり減らしてる分、内面が暗めになりがちです。

過去と今の感情を行ったり来たり。多分それと一生付き合って、向き合っていくんだと思います。
何せ夢主にとって根深いので。ただ、歳をとるに連れ、より幸せな日々を送っている予定です。(私の脳内では。)

個人的には、夢主の家族が存命だとしたら、大伍さんと結婚することはなかっただろうなーと思っています。
彼女はきっと美容師ではなく別の職業についていたと思うし、県外の大学に進学してそこで就職していたかもしれません。
どこかでサッカーに関心を持ったとしても、交遊関係に発展するまでは至らないでしょう。

人の縁って浅くなったり深くなったり、不思議で時々残酷だなあ。
2015/12/08(Tue) 18:33


「はい、西です。」

「アンタが、(人1)さんかね?」

しゃがれた声が、耳に飛び込んできた。

「絶対許さないから。」

呪いのような言葉が、針となって心を刺す。

その音は私の鼓膜に染み付いて、離れなず、何度も、何度も、反芻する。

手に持っていた受話器がするりと取られた。
そこでようやく、止まっていた時が動き始めた。
見上げると、大伍の姿。

「もしもし、どちら様ですか?…俺だけど。何、急に。…あのさ、何べんも言ってるよね。俺は俺が大切にしてる人と結婚したって。」

「そんなに俺が幸せになることが許せないの?(人1)に当たるのは筋違いだろ。恨むなら、俺を恨めよ。」


「ごめん、怖かったな?」

「」「」「」「」「」「」「」「」



■きみという名の幸福
■朝はいつだってすこし寂しい
■きみは僕に愛されるべきなのです
■このからだは至上の愛を知ってい る
■夢の続きは現実で
■意地悪なきみが好き
■あとは2人で溺れるだけ
■目を閉じるからキスをして
■見えない愛だから確かめさせて
■泣きたくなるのは幸せだから
■おはよう、今日も愛してる
■今も変わらないのはきみを愛して るってことだけ
■これでも僕はずっと前からきみに 一途なのだけれど
■きみが触れれば熱が咲く
■あなたの夜はあたたかい
■微笑みは蜜を秘めて
■ぼくのために生きてくれたらいい
■この腕の中でだけかわいくなって
■ひとりの夜は怖くない、けれどあ なたのいない朝が怖い
■何度だってきみに恋をする
■口説き文句はシンプルに
■、それ以上の幸福がありましょうか
?言葉にできない愛もある
?肺のなかは愛でいっぱい


2015/11/12(Thu) 11:49

by ***

?融解

 ふる、と寒さを感じて瞼が上がった。自分の身体の半分ほど、隙間が空いていた。少し近寄ると温かさが感じられて、熱を求めるようにそろりと擦り寄る。
(温かい……。)
一年前は、こんなことになるなんて、思ってもいなかった。あの暗く、冷たい部屋で、一生を終えるのだと思っていた。あの狭い小窓から、外を眺めながら、たった一人の家族がせめて生きて倖せであるようにと、かじかんだ手に息を吹き掛けては手を擦っていた。
肺一杯に空気を吸い込むと柔らかな陽の香りがする。すると、頭に手を乗せられた。
「、!」
頭を撫でていた手はやがて背中に移って、幼い子どもをあやすように一定のリズムでとん、とんと叩く。その心地よさにとろりと瞼がまた重たくなってくる。もぞ、と身体を少し丸めると、ぐっと背中を抱き込むように引き寄せられて、隙間がより狭くなる。その後は夢を見る暇もなく、起床時間まで眠っていた。


「んじゃァ、行ってくるわ。」
「はい。行ってらっしゃい。」
登城を見送るため、玄関までついていくと、すい、と片頬を寄せられたのがいつもの合図。恐る恐る唇を寄せると、いつの間にか顎に添えられていた指が上げられて、そのまま重なった。
「ん…っ、」
離れると、満足気に私の頭を撫ぜて口端を上げると、そのままその人は出掛けていく。
ーー虹村修造。一年前、私をあの国から逃してくれたひと。この国の、五虎将の一人。そして、私の、夫であるひと。


「姉さん。」
そう声をかけられて向くと、私と同じ髪と瞳の色。自然と頬が緩む。
「テツヤ。」
「本を借りに来られたんですか?」
「ええ。」
借りた五冊の本をテツヤに見せると、興味深そうに題名に目を通した。今回は『獏の女王』『コンコルディア』『星と庭』『蟲図鑑』『世界の食百選〜美味・珍味・怪味〜』の五冊だ。すると、テツヤが一冊の本を指した。
「『星と庭』」は僕も読んだことがあります。良ければまた感想を聞かせてください。」
「うん。テツヤがお勧めしてくれた『アニマの海』、面白かったよ。私はマムシープが気になったかな。」
「ああ、可愛いらしい外見ですが、尻尾に毒針があるという動物ですね。僕はウヤギが気になりました。」

「こちらでの生活は、慣れましたか?」
「」
ぐっと力こぶを見せると、