ネタ




by ***

?blind summer fish

蝉の最期が近いのかと思う。

それくらいの鳴き声で。



「ごめん、お待たせしました。」

白地に赤色の金魚と涼しげな紫色の朝顔の花が映える。

髪は綺麗に結い上げられて、うなじにかかっている少しの後れ毛が何とも言えない。
あー、こんなことなら跡の1つや2つ、残しておくんだった。

「大伍?」

「似合ってる。」

ホント外に見せんの勿体ねえな、と半ば冗談で言うと、(人1)が苦笑した。

「大伍も似合ってる。」

縦縞の濃紺の下地に生成色で締めてもらった帯。
俺の袂に手を寄せて、綺麗に襟を整える細い手首にもぐっとくる。

「見立てがいいかんね?」

帯より少し下に腕を回してぐっと引き寄せて囁くと、ぱっと朱に染まる表情。

一度だけ、つやりとしたそれに唇を寄せた。


▽▲▽


べたべたと肌にまとわりつく湿気。熱気。空気。

自分が育ったとは違う夏の空気が、嫌いではない。


「大伍、焼きとうもろこしあるよ。」

繋いだ手とは反対の手でどれ食べる?と目を細めて楽しそうに笑う姿にこちらまでつられる。

「好きなもん食べな。」

大伍は?と首を傾げる(人1)に、俺も適当に食うから、と(人1)の鼻先をきゅっと摘まんだ。う、と漏れた声に目を細める。

「かーわいいなァ。」

もう、と不満そうな声が聞こえて。

「お姉さん!かき氷1つどうだい?」

熱々なお二人に!と真っ黒に日焼けした、屋台のおっちゃんが手招きする。

「行ってくれば?折角だし。」

「」「」「」「」「」「」「」「」 「」

かき氷をちびちびと食べている(人1)。

「(人1)、舌見せて。」

きょとんとした顔のままで、ちろりと現れた舌に色が乗っている。

「うわ、青っ。」

何味?
ブルーハワイ。

けらけらと笑うと(人1)もそんなに?とつられて笑う。

「ひとくち。」

あ、と開けるとそっと差し込まれるスブーン。

人工的な甘味。
たまには悪くない。

「つめてー。」

(人1)もくすくすと笑った。


▽▲▽


後ろから抜いていったチビっ子がふと振り向いて、その目が大きく開かれる。

「あっ、ニシダイゴだ!」

目の前に立ったチビっ子が俺を指す。

「何だなんだ〜?」

くしゃくしゃと髪を混ぜると止めろよー!と活きのいい反応が返ってきた。

「こら!ユースケ!」

お母さんが慌てて駆け寄ってきてすみません、と頭を下げた。

「ママ!ニシダイゴだよ!」

「ニシダイゴ"さん"でしょ!呼び捨てで呼ばないのっ!」

チビっ子は不満そうにはぁいと返事をした。

「すみません、」

「いえいえ。サッカーしてんの?」

「うん!」

ただ純粋にサッカーが、ボールを追いかけることが楽しくて楽しくて仕方なかった頃。

もちろん今も楽しいけど、あの時に楽しさを見出だせてなかったらここまで来れてない。

「楽しんでな。」

「うん!」

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

***
image song by 『blind summer fish』坂本真綾
by ***

?mellow


「は……っ、ん、」

ちゅ、と音をたてて唇を離す。

うっすら水の膜が張った目と視線が絡んでまたどちらともなく顔を近づける。



ーー最初はほんの戯れ。

ベッドの上でクッションを背にもたれて釣りの雑誌を読んでいた。

「(人1)、来てみ?」

「えっ、でも、足は…。」

「奥さんも乗せられない足じゃクロスだって上げらんないよ。」

腰の上に乗って、と指示された通りに腹の少し下、腰骨のある辺りに腰を落とした。
気にしてか、体重はかけてこないけど。

「マウント取られんのもいいね。」

下から見上げつつ、手を伸ばして頬に滑らせる。

素がイイから、シンプルなブルーのシャツワンピースと相まって引き立つ。

腕を引くと、重力のまま、俺の胸のなかに倒れてきた。
今度は上から見下ろす体勢。

衿の下に浮かび上がる綺麗な鎖骨、そしてキャミの間からの魅力的な境目。

無防備な首筋にキスを一つ落とした。

「…っ!?」

そこを押さえて、顔を上げた(人1)。

「そそった。」

睨めつける頬を赤くしてる時点で、怖さ半減どころか、皆無。

「(人1)、もーちょい下に移動してみて。」

不思議そうな顔をしつつ、恐る恐る俺の言う通りに身体をずらす(人1)。

「……!」

感じ取ったのかずらした(人1)の身体がびく、と震えた。
その反応に口角が上がる。

「シていい?」

「…っ拒否権無いでしょ、」

正解、と返事をしてぷつ、ぷつと第4ボタンまでを開ける。

「だ、大伍」

「ん?」

「今日は、……ぬ、脱がないの?」

「着衣セックスも乙なもんだぜ?」



「俺の身体見たいんなら喜んで脱ぐけど。」

「別に、いいっ!」

「…そんな全力で拒否んなくても…。」

見るに耐えないとか言われると辛ぇなー、と

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

ワンピースの裾から手を入れて、まろやかな双丘を撫で回す。

「…っふ…ぅ、」

キスであやしながら

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

「お、濡れてる。」

1本、2本、とナカを柔める指の本数が増えていく。

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

「ん、ぁ…っ!」



「締め付け…すごいな、」

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

「攻守交代。」

「」「」「」「」「」

「しながらキスされんの好きなんだよな。」

知ってる、とまた舌

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」
by ***

?

「くあ…。」
掌で口許を隠すものの、涙が浮かぶ。眠たい。
「#name2#〜。」
苦笑いした友人が言外に欠伸の大きさを指摘するけど、友人に欠伸が移った。顔を見合わせて笑い合う。月曜日は全校朝礼があるため、教室を出て校庭に向かった。まだ肌寒いねーと友人と話ながら青いセーターの袖を引っ張りつつ手の大部分を隠してはぁと息をかける。
『手袋は?…しゃーねえな、カイロやるよ。』
不意にあの人を思い出して、足が止まる。…どうして出てくるかな。ぎゅっと目を閉じた。
「#name2#?」
「ごめん、すぐ行く。」

集会が始まるまで暇だな、と校舎の壁に取り付けられている時計を見ようと顔を上げると、屋上に人影。何だろ。
「1ーB 5番火神大我!!『キセキの世代』を倒して日本一になる!」
ビリビリと鼓膜を刺激する大声。自然と眉が寄る。というか、あの子手摺に乗ってた…危なっ。
「#name2#、ビックリしたね。」
「ね。そう言えば去年もやってたっけ…。」
興味の薄いことはなるべく忘れるように心がけている。でないとパンクするから。
「バスケ部らしいぜ、アイツ。」
「ああ、そーいやデカイヤツが入ったとか聞いたな…。」
隣の男子たちの会話が聞こえてきて、どうやら私の知る『キセキの世代』の話らしいと考えを馳せる。まあ私には関係はしないだろうと纏めた。
ーーでも、それは甘かったことを痛感した。

帰り道雑貨屋さんに寄って新しいピアス買おうかなと思いつつスマホにコードを差して、耳にイヤホンを付けようとした。
「ねえっ!あの人カッコよくない!?」
「もしかして……!」
ふと手を止めて顔を上げる。それが駄目だったのかも。
「おー、ここか誠凛。さすが新設校、キレーっスねー。」
金髪、左耳にピアス、ご両親に感謝しなさいと思わんばかりの美形具合。紛れもなく知っている後輩。回れ右をして一旦校内に退こうとして。
「#name1#センパイ!?」
見付かった。こうなったら隠れるわけにもいかない。
「はぁ……何で見付けるかな。」
黄瀬、と呼ぶとにこにこと嬉しそうに近寄ってきた。
「お久し振りっスセンパイ!誠凛に進学してたんスね!」
興奮気味の後輩をどうどうと宥める。
「まあね。ところでその服、海常のでしょ?わざわざ神奈川から何しに来たの?」
風の噂で後輩たちがどこに進学したかは耳にしていた。ただ一人だけ分からなかったけど…。
「黒子っちの勧誘っス!」
「あ、やっぱり黒子いるんだ…。」
「知らなかったんスか?」
「一回だけ見かけたけど、確信持てなかったから。」
じゃあ、と
「ちょ、ちょっと待ってくださいっスセンパイ!」
「周りからの視線が痛いので離してもらえますか。」
生憎だけど、女子からのやっかみを受ける趣味はない。
「他人のフリ!?ホラ、俺、体育館の場所分からないんで教えてもらえたらなー
?なーんて…。」
「却下。」
「いーじゃないっスか!ほらほら、一緒に行きましょ!レッツゴー!」
「いやだから行かないって…っ聞いてる!?黄瀬!!」
後でシメる。引っ張られながらそう誓った。

キュッキュッと鳴るバッシュの音。何度聞いても良い音だな、と思う。心が落ち着く。
体育館の扉は空きっぱなしだったからこっそりと覗く。(黄瀬は普通に入っていった。ホント)すると、朝礼の時に叫んでいたあの男の子が素早い切り返しからダンクを叩き込んだ姿が飛び込んできた。へえ…面白い逸材。
「すげーな、フルスピードからあの切り返し!!?」
「もしかしたら『キセキの世代。』とかにも勝ってる…!?」
「むしろもう越えてる!?」
そんなやり取りを扉に持たれつつ眺める。ちらりと黄瀬を見やるとばっちりとその様子を見ていた。あー、コピったな。
黄瀬の話を聞き付けたのか、女子生徒たちが並ぶ列が長くなるに連れ、ざわめきも大きくなる。それに気付いたのか、バスケ部の面々もその大元に目を向けた。
「あーもー……こんなつもりじゃなかったんだけど……。」
嘘つけと、目を細める。
「「「黄瀬涼太!!」」」


罵ってもらえた方が、
どれほど 楽か。

290604
by ***

“寂しい”とは言わない。

「大伍…アンタ、あの子を信用し過ぎよ。あの子、私たちにも、アンタにもすごく気を使ってるじゃないの。あんなに気を使ってたら、倒れちゃうわよ。」


△▼△


人の顔色を伺うことには、慣れている方だと思う。

とても自慢出来ることではないけれど。

叔母夫婦に引き取られてからは、


これをしたいという欲があるわけでもない。

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

「どうしたの?」

「…ママがいなくなっちゃった…。」

「泣かないんだね。強い子だ。迷子の呼び掛けしてもらおっか。じゃあすぐにお母さんも来てくれるよ。」

きっとお母さんも君に会いたがってる、と言うと、唇を噛み締めて男の子が頷いた。

「…というわけなんです、よろしくお願いします。」

「分かりました。僕、すぐにお母さん来てくれるからね。ここで待ってような。」

ぎゅっとロングカーディガンの裾を握られた。

「お姉ちゃんと一緒に待つ?」

お姉ちゃんなんて歳じゃないのにな、と内心苦笑しながら、

「ユウキ!!」

「ママ!!」

「どこにいたの…、心配したのよ!」

ごめんなさい、とわんわんと泣く

「すみません、ご迷惑をお掛けしてしまって…。」

「いえいえ、お母さんと会えて良かったね。もう勝手に離れちゃダメだよ。」

遠くに去っていく小さな背中はすぐに見えなくなってしまって。

子どもが迷子になると、親が迎えに来てくれる。

じゃあ、大人が迷子になったら?

そこまで考えて、自嘲の笑みを浮かべた。


ーーいつまで、囚われてるんだか。

「…馬鹿みたい。」



「(人1)!」

「…大伍?」

何でここに、と尋ねるより早く、大伍が私の腕を掴んだ。
ぐっと引き寄せられて、私の鼻が大伍の胸板とぶつかった。
痛いよと言う前に、

「ごめんな。」

抱き締められて、目頭が熱くなった。

ーーきっと、たぶん、誰のせいでもなくて。

それでも、
by ***

?

「ラグビー興味ない!?」
「将棋とかやったことある?」
教室の窓から門までの道を視線で辿ると人、人、人の波。この中を帰るのかと思うと軽く溜め息が零れる。人の波が引くまで図書室に寄ろうかと思ったけど、弟に早く帰ってきてね、と言われていたことを思い出した。仕方がない。立ち上がって鞄を肩にかける。

人を避けながら門に向かって歩いていると、ドンっと人とぶつかった。
「あっ、すみません!」
「こちらこそ…。」
振り向き様謝罪をした時に、視界に入ったのは空色の髪を携えた後ろ姿。私より少し高い身長。まさか。
「黒子…?」
呟いた音は雑踏に掻き消されて届くことはない。いつの間にか後ろ姿も見えなくなっていた。

「ラスト一本ね。」
「うん!」
陽も落ちかけて夜が辺りに潜み始める。家に帰ったあと、動きやすい軽装に着替えて弟と近くの公園に来た。小学生の弟は地域のバスケットチームに所属していて、生粋のバスケっ子だ。軽くストレッチをした後に1on1。目をギラギラさせてボールを獲ろうとする弟は、来年帝光中に行くんだと意気込んでいる。でもまだまだ小学生には負けない。ターンアラウンドからのフェイドアウェイシュート。
ガゴッとボールはリングを通り転々と転がった。
「っくそ!また勝てなかったー!」
「フェイクに釣られてる、翔太。」
「姉ちゃんやっぱうめー!」
屈託なく笑うその頭にタオルを被せてやって、帰るよと声をかける。
「腹減ったー、今日の晩御飯何だろ?」
「ハンバーグだって。良かったね。」
「やりぃ!」
「ご飯前に風呂入りな。どろどろでしょ。」
「はーい。」
ただいまー!と靴を慌ただしく脱いで家に上がる翔太。
「翔太!靴は揃えて脱ぐ!」
リビングに飛び込んで見えなくなった弟へ叱るとごめんなさーい!と返事がきた。
「全く…。」
弟と自分の分の靴を揃えて身体を起こすとふと目に入った写真立て。写真に映る面々は笑っているけど、私の胸の中には飲み込めない苦さが広がる。まだ思い出としては昇華出来ない。忘れられない記憶。私の罪。
「#name2#、ご飯よー?」
つんとした鼻。ゆっくりと息を吸う。
「うん、」

また桜が咲く季節になったよ。
そっちでも見れるのかな、桜って。

290604
by ***

?

黄黒の夏。来年の夏も一緒にいようと笑う君が、切なげで、目隠しして口づけた。#僕と君の夏
https://shindanmaker.com/545359


 「ねえねえ!あれ、キセリョが出てる新作のやつだよね?」
「ホントだ。カッコいいね〜!」
by ***


▼土居由季
・誠凛高校2年。帝光中出身。
・元帝光中男子バスケ部マネージャー。
・美人系の顔付き。165cm。
・ストバス出身。元々バスケも上手かったものの、観る方が好きなので、中学校に上がる際に自身でプレイすることは辞めた。遊び程度なら今でもやる。
・ストバスで青峰と共に成長し、緑間に超弾道3Pの切っ掛けを与え、黄瀬の才能を見抜き、キセキの世代を育て上げた一人でもある。それ故にキセキの世代を崩壊させてしまったことに対して罪悪感を抱く。
・中学時代は灰崎をシメるほどヤンチャしていた。今尚健在。
・あの青峰をして「由季が男なら良かったのに」と言わしめるほど。
・瞬間記憶能力(カメラ・アイ)を持つ。
・眉目秀麗。ある程度教師を黙らせるには成績が必要とのことから。
・両耳にピアスを開けている。これは中学校に上がる際に開けたもので、もう公式試合に選手としては出ないという意思表示。
・陽泉の荒木雅子とは親戚に当たる。雅子姉さんと呼んで慕っている。

「アンタにバスケを教えたのは誰だったっけ?」
「他所様に迷惑かけんな問題児。」
「あの子達を壊す気ですか!?キセキの世代といってもまだ中学三年生ですよ!?」
「虹村君がいたら…何とかなったかな…。」

「見られるとやり辛いんだけど…。」
「いや、手慣れてんなーと思ってな。」
「ソンナコトナイデス。」
「ははっ、何で片言?」
「虹村君、からかわないで。…ほら、出来たよ。」
「由季。」
「っわ、…何?驚かさないでよ…。」
「いつまで”虹村君”?俺は名前で呼んでんのに。」
「名前、呼んでみ。」
「…っ、」
「ほら。」
「…それは、その、」
「え?まさかだけど…俺の名前知らねーの?」
「知ってるからっ!」
「なら問題ないな?」
「…しゅ……修君……。」
「もっかい。」
「修く…んっ、」
「今度から虹村君って呼んだら1回に付き1回ちゅーすっからな。」
「えっ、待っ…にじ、ーっ!」
「言った側から。何だ?ちゅーして欲しいのか?」
by ***

?
『必ずまた、相見えよう、ーー』
そこで記憶は途切れる。ああ、またか。最近よく見るな、この夢。身体を起こすとぐっと伸びをした。パキ、とどこかの骨が軽く音を立てる。
朝御飯を食べ終え、手短に身支度を整えた後、玄関を締めた。ガス栓オッケー、部屋の電気オッケー、と指折り確認して鍵を掛けた。今日も良い天気。

通学路を歩きながら、ふと弱々しい声が聞こえてきて足を止める。どこから?
微かな音を頼りに辿り着いたのは道路脇にある木の、上の方にある枝の根本。そこでみゃあ、と小さな子猫が鳴いた。
「あら、並中の子?どうしたの?」
「子猫が木の上にいるんです。」
「あら、ほんとね。」
「すみません、あの…脚立とかってお持ちですか?」
「あるけど…ちょっと待っててね。」
「ありがとうございます。」
ちらりと腕時計を見て、まぁいいかと思う。
「」「」
「」
「」

「あ、2ーFの沢田睦月です。」
先生はおいでますか、と尋ねると
「遅刻連絡です。木の枝に上がっていた子猫を下ろしていました。今から学校に行きます。」
はい、気を付けてきてね、と

「遅刻だよ。名前は?」
「おはようございます。2ーFの沢田睦月です。」
「理由は?」
「木の枝に上がっていた子猫を下ろしていたら遅れました。」
「ワォ、そんな理由で納得すると思ってるの?」
「したいと思ったことをしただけですから。」
「反省文は出してもらうよ。」
「分かりました。」
頷いて職員室に向かう。

「睦月!」
「どうしたの、ツナ君。」
「今日、そっち数学ある?」
「あるよ。教科書?」
「うん、ごめん…。」
「教科書無いと困るもんね。待ってて。」
私は5時間目だから、昼休みにでも返してくれたら、と

「ほんっと信じられない!」
「何を?」

「叔父さん!と、」
「久し振りだな、睦月〜!元気だったか?」
「はい。」
「これを渡しとこうと思ってな。」
「…リング?」
by ***

電タル回路
http://nanos.jp/yuei/

チロル
http://nanos.jp/mkkhy/

穀潰し
http://nanos.jp/gokutsubushia/

俺の噂
http://nanos.jp/tennm/?guid=ON

ラブ
http://ms823.6.tool.ms/

信じて恋した
http://ikarin0401.web.fc2.com/index.html

パンドラの箱
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=maiougi&id=1

outlaw
http://id49.fm-p.jp/20/gymafp/
2015/07/22(Wed) 13:31
by ***

「Tutto bene?(大丈夫ですか?)」
「Grazie. Non c'e problema.(ありがとう、大丈夫。) 」
「Fango ? collegato.(泥がついていますよ。)」
by ***

■沢田 睦月
・綱吉の従姉
・同い年
・綱吉より少し背が高い、細身
・ユニセックス
・白銀の守護者 (マリンスノウ)

雪はネーヴェ
氷はギアッチョ
凍るはギャッチャーレ
昇華はスブリマツィオーネ
斧はスクーレ
矢はフレッチャ
槍はランチャ
投槍ジャヴェロット
銃はフチーレ
剣はスパーダ
制裁はサンクシオン
霰、雹はグランディネ
みぞれはネヴィスキオ
踊るはバッラーレ
葬るはセッペリーレ
消滅させるはイレーズ
????????
花のワルツ クルミ割り人形

「ユニの死と睦月が白銀の守護者になることだけは避けられない運命だ。」

「いるかいないか、の二択だ。」

「お久し振りです、ディーノさん。」
「睦月!久し振りだな。」
「開けたのか。」
「はい。二十歳になったので、記念に。」
強く、儚く、その健気さを眩しく思う。

「え、下さるんですか?」
「ああ。睦月に似合うと思ってな。」
「ありがとうございます。このピアスが似合う人になるように頑張ります。」

『睦月なんて産まなきゃ良かった!そうすれば、そうすれば…っ!』
この世界でしか存在し得ない、私は。

「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

『会いたかった、僕の“雪”ーー』
「え……?」

『少しだけ手伝ってあげよう。大丈夫、君は筋が良い。直ぐに掴まえられる。』

「ボンゴレ随一の防御力、沢田睦月か。」

「来年ね、結婚するの。ツナ君に似て優しいひとと。」
「ツナ君と出会わなかったらその人と出会うことはなかった。」
「私たちは自分たちでツナくんを助けると決めたの。誰に言われた訳じゃなくね。その幸せをツナくんにも奪う権利はないよ。何かあったとしたらそれは私たち自身の責任。皆それだけの覚悟をして闘ってきたもの。だから心を痛めないで。我等が御大、我等の心優しきデーチモ。」
きっと、君に無理な話だろうけど、と

「10年前の『私』もきっと、君の力になるはず。約束を違えないことをここに誓いましょう。」
by ***

?沢田 莉子
・綱吉の双子の妹
・「つっくん」「お兄ちゃん」
・開かずのリング『深海の指輪』の継承者。
????????
■沢田 睦月
・綱吉の従姉
・同い年
・綱吉より少し背が高い、細身
・ユニセックス
・雪の守護者

雪はネーヴェ
氷はギアッチョ
凍るはギャッチャーレ
昇華はスブリマツィオーネ
斧はスクーレ
矢はフレッチャ
槍はランチャ
投槍ジャヴェロット
銃はフチーレ
剣はスパーダ
制裁はサンクシオン
霰、雹はグランディネ
みぞれはネヴィスキオ
踊るはバッラーレ
葬るはセッペリーレ
消滅させるはイレーズ
????????
花のワルツ クルミ割り人形

『会いたかった、僕の“雪”ーー』
「え……?」

『少しだけ手伝ってあげよう。大丈夫、君は筋が良い。直ぐに掴まえられる。』

「ボンゴレ随一の防御力、沢田睦月か。」

「来年ね、結婚するの。ツナ君に似て優しいひとと。」
「ツナ君と出会わなかったらその人と出会うことはなかった。」
「私たちは自分たちでツナくんを助けると決めたの。誰に言われた訳じゃなくね。その幸せをツナくんにも奪う権利はないよ。何かあったとしたらそれは私たち自身の責任。皆それだけの覚悟をして闘ってきたもの。だから心を痛めないで。我等が御大、我等の心優しきデーチモ。」
きっと、君に無理な話だろうけど、と

「10年前の『私』もきっと、君の力になるはず。約束を違えないことをここに誓いましょう。」
気が向いたら by ***

?愛とともに死ね

「…真壁?」
手帳と顔を付き合わせていたら自分の名字を呼ばれて顔を上げる。まさか異国の地で知り合いに会うとは思わなかった。
「…山本、君?」
記憶しているより顔立ちは精悍になったなあとぼんやり考える。背、あの頃も高かったと思うけど、そこからまた伸びたんだ。黒いスーツが見映えする。
「席、いーか?」
「え?あ、うん、どうぞ。」
カフェ1つ、と注文して山本君は向かい側の席に座った。私は開いていた手帳を閉じて少し脇に寄せる。
「仕事中?」
「ん? まぁな。休憩取ろうと思ってカフェテリア寄ろうと思ったんだよ。」
「なるほど。」
「真壁は観光か?」
「うーん…うん、そう、かな?」
何で疑問系、と山本君は苦笑した。
「髪染めてるのによく分かったね。」
自分の髪を一房手に取り示す。出国前に染めたものだけど、友人には元ヤンにしか見えないと評された。現役ではなく元、という部分がミソらしい。
「そーか?中学の頃から綺麗だったからな。憶えてたし、本人かなって。」
イタリア人かアンタは。溜め息が漏れそうなのを何とか堪える。エスプレッソ・アメリカーノを一口飲んで、その甘さは少しだけ中和された気がした。
「山本君さあ、イタリアで住んで長いでしょ。」
「7、8年くらいだけど、わりと日本にも頻繁に帰ってるぜ?」
そりゃあイタリア語も流暢なはずだ。店員さんがエスプレッソを持ってきて、山本君にウインクを1つ投げかけた。モテる人ってどこでもモテるんだな…。
『ガールフレンド?』
『中学の同級生だよ。』
『あら!そうなの。いい雰囲気だったからてっきりそうかと思ったわ。』
うーん、流暢過ぎて聞き取れない。最低限の準備だけして渡伊して2週間半ば。スマホと電子辞書を常に携帯して片言で生活している私には、程遠い道の先。まあそこまで上達する前にもう居なくなってると思うけど。店員さんは私にもにっこり笑うと『ごゆっくり。』と愛嬌たっぷりで仕事に戻っていった。
「どんくらいこっちにいんの?」
「気分かな。しばらくはいると思うけど。」
周りの国も行ってみたいし、と続けると山本君が少し怪訝そうに問う。
「気分って…仕事は?」
「辞めてきたんだ。」
少しだけ目を見開いた山本君。意外。
「いい職場だったんだけどねえ。」
今思い返してもいい人たちばかりだった。大学を卒業して新卒で入ったものの、仕事でヘマしてばかりだった私を可愛がってくれた。
「なら、何で…。」
もうそろそろカップの中身も無くなりそう。次はどこを散歩しようか。真壁、と呼ばれて懐かしい中学生時代を思い出す。あの頃の私、何とかまだ生きてるよ。それもいつまでかは分からないけど。
「死にたかったからかな。」
バリーさん×幼馴染 by ***

年頃の女の子の気になることと言えば、新しい服や化粧品、次の定期テスト、それに連なる課題に小テスト。それと、恋愛。
「彼氏?いないよ?」
ずずーと紙パックのブドウジュースを飲み干した。美味しい。
「えー!名前いそうなのに!」
「ねー!付き合ってたら長そう!ねえねえ、ホントは隠してるんじゃないの?」
言わないからさあ、と声を潜めた友人に苦笑して立ち上がる。ゴミはきちんとゴミ箱へ。
「ホントホント。いないよ。」
年齢=お付き合いナシ歴。誓ったっていい。誰にって?さあ、誰にかな。

勉強のお供にとガムやらハードグミやらさきいかやらをポイポイとカゴに入れていく。お父さんとお母さんにチルドコーヒー買っておこう。後はDAKARAを2本。
「恭弥ー。」
「太るよ。」
「カロリー低めの物買ったもん。」
「見回り?ごくろーさま。」
ふん、と
「これ、あげる。」
by ***

名字 名前

・並盛中3年
・風紀委員
・『跳返り』?10年後は『懐刀』『魔女(ストレーガ)』
(草壁が『右腕』なら名字は『懐刀』)
・163cm、細身、綺麗に筋肉がついている
・性格は緩め
・身体能力、適応力が高い
・よく喋る馬鹿っぽいが地頭はキレる
・10年後は世界各地をふらふらしながらボンゴレ関係の仕事をしてます。あくまで"ボンゴレから仕事を引き受けている"という形。外部委託。
・10年後は各地の様々な場所で名前姿を変え歌を歌いながら情報を集めたり厄介事に首を突っ込んだりしている。

「そこも好きなの分かるけど、たまには
自分で出てくださーい。」
『君の方が近いだろう。』
「委員長も心配してるって言ったらいーのに。」
『咬み殺されたいみたいだね。』
「咬み殺されたらたまんないのでそろそろ切りまーす。」

「…名前先輩?」
ふと口から零れたのは、不思議な1つ上の先輩の名前。
自分でもなぜか分からないけど。
ウェーブがかった髪が肩から零れる。柔らかそうな瞳が少し開いて俺を見る。そうして、口角がきゅっと上がった。
「……さすが、」
御大。と無声音で呟いてから踵を返して去っていった背中。

「いやー、気付かれるとは!さすがデーチモ!」
「全く分からなかった…。」
「名前さんすげーのな!」
by ***

「あっ、あそこにいるのって……!」

女性にして史上初、かつ、唯一の。

ーーー特殊部隊隊員。

「白坂教官!」


***


軽く手首のストレッチをするとぱき、と骨が音を立てた。
良い匂いが鼻をくすぐる。

「白坂、メニュー何にする?」

「ん、日替わり定食でお願いします。」

「日替わり定食も追加で。」

小牧ありがとう、の声はそれより大きい声に掻き消された。


「早食いは胃に負担をかけるよ、笠原。」

ただでさえ身体を使った後なんだから、と声をかける。

一口サイズに箸で切った大根を口に運ぶ。うん、今日も美味しい。

「白坂教ー官っ?」

ん?と味噌汁に伸ばそうとした手を止めて顔を上げると、なるほど立てば芍薬歩けば牡丹、歩く姿は百合の花とは彼女のための言葉だろうなあと久し振りに再会して、改めてしみじみと思う。

「どうしたの、柴崎?」

「あたしのこと覚えてくださってるんですねー!」

「まあ…一応座学で鞭取ってたからね。」

「えっ!」

「えっ。」

笠原と視線がばっちりと合って、寸の間止まる。

「笠原……お前……。」

地から這いずり出るような声色で

「あたしはモチロン覚えてますよー?白坂教官の座学面白かったですし。」

「…ありがとう?」

「何で疑問系なんだ。」

「いやあ…。」

「化け物だな。」

5年ぶり2度目なんて形にすると何だかオリンピックみたい、と考えて少しくすりと来た。


「凄い子だね、楽しみ。」
by ***

?相馬 透
・綱吉の幼馴染み。隣の家に住んでいる。
・遺伝的に髪と瞳の色素が薄い。それで苛められた過去がある。(その度やり返してるけど)
・父親と母親は10歳の誕生日に自動車事故で死亡。(沢田一家への見せしめとして殺された。それ以来、9代目(ボンゴレ)が密かに援助している。)
・成績は学力体力ともに学年10番以内には入る。
・色々な利点があるため、風紀委員になっている。仕事ぶりは真面目。
・父親は教師、母親は専業主婦(元ヤン)だった。父親が27歳、母親が20歳の時に透が産まれた。
・元ヤンの血を引き継ぎまくり。
・7歳年下の妹、瀬奈がいる。瀬奈に手を出されるブチ切れる。


「父さんと母さんによろしく。ーー先に地獄で待っててって。」

「ツナは勉強も運動も苦手かもしれないけどさ、」
「他人に対してすごく優しいじゃん。」
「覚えてる?小学生の頃私の髪が茶色で、別の男の子どもだろって言われてたとき。」
「ーー嬉しかった。その時に思ったんだよね。この先、何があってもこの人の味方でいようって。」

「私は瀬奈の夜泣きが収まってから帰るよ。」
「相馬、交代。ずっと抱っこしてたら腕いてーだろ?」
「えっ、でも」
「そーそー好きでやってんだから。」

「瀬奈ー、急がないと遅刻するよー。」
「はぁい。」
「お姉ちゃん、今日の夜に発つんだよね?」
「そうそう。ごめんね、慌ただしくて。」
「ううん。」
ごめん、電話、と
「お姉ちゃん。」
「なーに?」
「今までありがとう。」
「私、お父さんのこともお母さんのこともうろ覚えなんだけど。でも、お父さんもお母さんも死んじゃって、お姉ちゃんだってまだ小さかったのに、ずっと守っててくれたこと、覚えてるから。どんなことがあってもお姉ちゃんが見つけて助け出してくれて…お姉ちゃんは私のヒーローだよ。」
「…瀬奈、」
「大好き、透お姉ちゃん。」
お姉ちゃんの仕事について、何となくは察してるけど、深くは聞いたことがない。だって多分、聞いたら、お姉ちゃんが辛いから。勿論覚悟だってしてると思うけど、あえて心労を増やすこともないなって。
私が高校を卒業するまでの5年、長期出張もあったけど、お姉ちゃんの拠点を日本にしてくれてたこと。ツナくんにも感謝の気持ちしかない。

「お久しぶりです、ツナくん。」
「瀬奈ちゃん!?」
「あの夜泣きしてたガキがこんなにデカく……。」
「元から綺麗だったけど、磨きがかかったのなー。」
「高校を卒業しました。皆さんに本当にお世話になりました。」
「姉の力だけではここまで来るのは厳しかったと思います。」
「皆さんに抱っこしてあやしてもらってたこと覚えてます。」

「就きたい仕事があるの?」
「はい。医者になります。」

「ホントは知ってたんじゃないのかい、君は?」
「10代目候補、沢田綱吉とは親戚ということを。」
「又従姉弟だから。」
by ***

あはは、と笑いが零れた。
「良化隊の人って、同じことを言うように訓練されてるの?」
「な……ッ」
「聞き飽きました。言葉のバリエーション増やしてみたら?」
「そんな囀ずりで心痛めるほど優しくないから。ごめんね。」
額に手のひらを当てて、その上からデコピンを弾く。
「ーー出直してらっしゃい。」


「堂上と小牧がトップを争ってたからね。最初はどんな人たちか知らなかったから、興味と悔しさがあったんだけど、二人ともいい人でしょ?あー、この人たちならしょうがないなって。」
「二人ともまだ尖ってた部分もあったけどね。」


「白坂は?伝言ある?」
「んー……。」
「二度目はないって、伝えてくれたら。」
「了解。」


「お前たちが思ってる以上にあいつは苛烈だぞ。」
「その苛烈さを見せてないだけだ。俺たちはこちら側だからな。」
「何しろ交付式で『役に立たないと思われたら、いつでも切ってください。』って言い切った女だからな。」
『机の中に退職願をずっと置いてるんだよ、あの子。』


「今日から全五回の講義を担当する白坂です。よろしく。」
「早速ですが、皆さんに質問です。」
「皆さんにとって図書隊とはどういう存在ですか?」
「端から一人ずつ言ってみよう。一言ずつで構わないから。」
「履き違えないで欲しいのは、決して図書隊は正義の味方ではない。お綺麗な存在ではないということです。」
「『日野の悪夢』の後、図書大学校が創設されました。力ずくで奪われるから、護らなければならなかった。ーー例え引き金に手をかけても。」


「白坂さーん。」
「はい。」
「お届け物ですよ。」
「どなたから…?」
「配達屋さんが依頼人さんから白坂さんに渡せば分かるそうです、と言ってましたが…。」
『Dear.』とだけ。
「綺麗なお花ですね。」
「…そう、ですね。」
ーー沙都子姉さん。
遠い異国の地で仕事をしている姉。一、二度しか会ったことのない人。
朧気に覚えているのは父の葬儀の時に、親戚から疎まれていた私を膝の上に乗せて、頭を撫でてくれたこと。
『子どもだって、覚えてるのにね。』
一言だけそう言った。
どこで聞くのやら(と言っても情報源は長男だろう)入院したときはいつも花束が贈られてきていた。
『Dear.』と。

「ーーそれ以上問いを重ねると、お前が辛くなる。」
「……兄さんが辛くなる、じゃないんだ。私が、辛くなるんだ……?」

ーーああ、



父だと思っていた人が父ではないかもしれなくて。
兄だと思っていた人が兄ではないかもしれなくて。
父の後を追ったと思っていた母は、もしからしたらそうでなかったのかもしれなくて。

「血液型、同じなんだよね。父親と長男(あに)が。DNA鑑定したら分かると思うけど。」
「でも、これ以上は止めにする。」
by ***

■店名
オステリア グランキオ
https://www.google.co.jp/amp/s/www.hotpepper.jp/strJ001010493/amp/

■場所
香川県高松市西の丸町7-8 1F

■アクセス
JR高松駅から徒歩2分

電話:050-5257-0786

■平均予算
3,000円

by ***

オステリア グランキオ